新生児の反応の図を示す。Moro〈モロー〉反射はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
選択肢3の図では、新生児が驚いたような表情で両腕を広げ、指を伸ばしている様子が描かれています。これは、外部からの刺激(頭部の急な位置変化や大きな音など)に対して、新生児が両腕を外転・伸展させ、その後内転・屈曲して抱きつくような動作を示すモロー反射の典型的な反応です。
選択肢ごとの解説
- 1. 選択肢1の図は、新生児の顔の横を指で触られている状況であり、口を開けて触られた方向に顔を向ける「探索反射(Rooting反射)」を示唆しています。モロー反射ではありません。正しくは:探索反射(Rooting反射)の図です。選びやすい理由:新生児の反射に関する問題であるため、他の反射の図と混同しやすいです。混同注意:モロー反射、吸啜反射、把握反射など、他の新生児の反射と混同しやすいです。特に、口周囲の反射である吸啜反射や探索反射と混同されがちです。
- 2. 選択肢2の図は、新生児の口に指が入れられている状況であり、指を吸おうとする「吸啜反射(Sucking反射)」を示唆しています。モロー反射ではありません。正しくは:吸啜反射(Sucking反射)の図です。選びやすい理由:新生児の口の動きが描かれているため、新生児の反射の一つであると認識しやすいためです。混同注意:モロー反射、探索反射、把握反射など、他の新生児の反射と混同しやすいです。特に、口周囲の反射である探索反射と混同されがちです。
- 3. 正解。選択肢3の図は、新生児が両腕を広げ、指を伸ばして驚いたような表情をしており、モロー反射の典型的な反応を示しています。これは、急な姿勢の変化や大きな音などの刺激により、両腕の外転・伸展、指の伸展、その後の内転・屈曲といった一連の動きが見られる反射です。選びやすい理由:モロー反射の典型的な図であるため、選択されやすいです。混同注意:他の原始反射とは明確に異なる特徴を持つため、混同は少ないと考えられますが、反射全体の理解が不十分だと他の図と誤認する可能性はあります。
- 4. 選択肢4の図は、新生児の手に指を触れさせており、指を握り返す「把握反射(Grasing反射)」を示唆しています。モロー反射ではありません。正しくは:把握反射(Grasing反射)の図です。選びやすい理由:新生児の手の動きが描かれているため、新生児の反射の一つであると認識しやすいためです。混同注意:モロー反射、吸啜反射、探索反射など、他の新生児の反射と混同しやすいです。特に、指を握る動きであるため、モロー反射の最終的な抱きつく動作の一部と混同する可能性もゼロではありません。
国試ポイント
新生児の原始反射の種類、刺激方法、およびその反応を正確に理解し、図から判別できること。反射の消失時期も重要。
混同注意
各反射の名称と反応が混同しやすいため、それぞれの刺激方法と反応を正確に結びつけて覚える必要があります。特に把握反射や吸啜反射といった口腔周囲の反射と混同しないように注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず新生児がどのような刺激を受けているか(図中の手の位置や動き)、そして新生児がどのような身体反応を示しているか(特に四肢の動きや表情)を詳細に観察して判断します。
関連知識
新生児の原始反射には、モロー反射、吸啜反射、探索反射(Rooting反射)、把握反射、非対称性緊張性頸反射(ATNR)、歩行反射などがあります。これらの反射は、中枢神経系の成熟とともに消失し、その消失時期も重要な発達指標となります。モロー反射は生後3〜4ヶ月頃に消失します。