喀血が起こる出血部位で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
喀血は、気管、気管支、肺などの呼吸器系の出血が咳とともに口から排出される現象を指します。したがって、出血部位は「気道」が正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 頭蓋内出血は脳出血やくも膜下出血などの原因となりますが、喀血(気道からの出血)とは異なります。正しくは:頭蓋内出血は主に神経症状を引き起こします。選びやすい理由:出血部位を問われているため、一般的な出血部位として選択肢に入っている。混同注意:喀血と消化管出血や脳出血を混同しやすい。
- 2. 正解。喀血とは、気管、気管支、肺などの気道系からの出血を指します。出血した血液が咳とともに口腔から排出される状態です。
- 3. 食道からの出血は吐血に分類されます。吐血は消化管からの出血で、胃液と混じるため暗赤色になることが多いです。喀血とは出血源が異なります。正しくは:食道からの出血は吐血です。選びやすい理由:口から血液が出るという点で喀血と共通するが、出血源が異なることを理解できていない場合。混同注意:喀血と吐血を混同しやすい。
- 4. 胆道からの出血(胆道出血)は、血性胆汁として消化管に流れ込み、吐血や下血の原因となることはありますが、直接喀血として排出されることはありません。正しくは:胆道出血は吐血や下血の原因になることがあります。選びやすい理由:体内の出血部位の一つとして漠然と選んでしまう可能性。混同注意:様々な体内出血の種類や排出経路を混同しやすい。
国試ポイント
喀血と吐血の鑑別、およびそれぞれの出血源を正確に理解しているかを問う問題です。基本的な医学用語の定義と関連する解剖生理の知識が求められます。
混同注意
喀血と吐血。喀血は気道からの鮮血、泡沫混じり、咳を伴うことが多い。吐血は消化管からの暗赤色、胃内容物混じり、嘔吐を伴うことが多い。
次に同じ論点が出たら
喀血の性状や随伴症状から、鑑別すべき疾患、そして緊急度を判断する知識が問われるでしょう。
関連知識
喀血の原因疾患(肺結核、気管支拡張症、肺がんなど)、吐血の原因疾患(胃潰瘍、食道静脈瘤など)。喀血時の看護対応(体位管理、バイタルサイン測定、医師への報告)。