徒手筋力テスト〈MMT〉において筋力が一番強い段階はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
徒手筋力テスト(MMT)は筋肉の力を0から5の6段階で評価します。段階5は「正常」とされ、重力に逆らいながら、検査者の最大の抵抗に打ち勝って運動を完遂できる状態を指します。これは評価スケールの中で最も強い筋力です。
選択肢ごとの解説
- 1. 徒手筋力テスト(MMT)の段階1は、筋肉の収縮はわずかに触知できるが、関節運動は起こらない状態を示しており、最も筋力が弱い段階の一つです。
- 2. 徒手筋力テスト(MMT)の段階4は、強い抵抗に対して運動が可能ですが、最大の抵抗には打ち勝てない状態を示しており、段階5より筋力は劣ります。
- 3. 正解。徒手筋力テスト(MMT)の段階5は、抵抗を加えても完全に運動を完遂できる状態であり、これは最大の筋力と評価されます。正常な筋力に相当します。
- 4. 徒手筋力テスト(MMT)は原則として0から5の6段階評価であり、段階6は標準的な評価スケールには存在しません。
- 5. 徒手筋力テスト(MMT)は原則として0から5の6段階評価であり、段階10は標準的な評価スケールには存在しません。
国試ポイント
徒手筋力テスト(MMT)の各段階の評価基準と、それぞれの段階が示す筋力の程度を正確に理解しているかが問われる。特に、最高の筋力と最低の筋力がどの段階に該当するかは重要。
混同注意
MMTの段階評価は、重力に対する動きの有無、抵抗に対する強さ、可動域の完遂度によって細かく分かれているため、各段階の特徴を混同しやすい。特に段階3(重力に抗して全可動域を運動できる)と段階4(中程度の抵抗に抗して運動できる)は間違えやすい点。
次に同じ論点が出たら
患者の筋力評価を行った際に、各関節のMMTスコアを正確に判断し、その結果に基づいた適切なリハビリテーション計画の立案や看護ケアの提供に繋げられるか。
関連知識
MMTの評価は、理学療法や作業療法における機能評価の基本的な項目であり、患者の身体機能や回復過程を客観的に評価するために広く用いられる。0段階(全く収縮なし)、1段階(わずかな収縮を触知)、2段階(重力の影響を除けば全可動域を運動できる)、3段階(重力に抗して全可動域を運動できる)、4段階(中程度の抵抗に抗して全可動域を運動できる)、5段階(最大の抵抗に抗して全可動域を運動できる)という具体的な評価基準を理解しておく必要がある。