肩峰があるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
肩峰は肩甲骨の背面にある大きな三角形の突起である肩甲棘の外側端に位置しています。肩甲棘が肩甲骨を横断するように走り、その外側で上方へ曲がり、平坦な肩峰となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 鎖骨は胸骨と肩甲骨をつなぐ細長い骨で、肩峰とは直接的な構造ではありません。正しくは:肩峰は肩甲骨の一部である。選びやすい理由:鎖骨は肩関節を構成する一部であり、肩に関連する骨なので混同しやすい。混同注意:鎖骨と肩甲骨の一部である肩峰を混同する可能性がある。
- 2. 胸骨柄は胸骨の上部に位置し、鎖骨と肋骨の一部と関節を形成しますが、肩峰とは異なります。正しくは:胸骨柄は胸部中央の骨である。選びやすい理由:胸骨柄も体幹の中心部にある骨であり、部位のイメージがつきにくいと誤って選択することがある。混同注意:胸骨柄は胸部の骨であり、肩甲骨とは位置が大きく異なるため、解剖学の基礎知識があれば混同は少ない。
- 3. 正解。肩甲棘は肩甲骨の背面にある隆起であり、その外側端が肩峰となるため、肩峰は肩甲棘の一部であると言えます。正しくは:肩峰は肩甲棘の末端部にあたる。選びやすい理由:肩甲棘と肩峰は連続した構造であるため、どちらか一方を選ぶ際に迷う可能性がある。混同注意:肩甲棘と肩峰は肩甲骨の同じ部位を指すように感じられることがあるが、肩甲棘は隆起全体を指し、肩峰はその先端の特定の構造を指す。
- 4. 上腕骨は腕の骨であり、肩甲骨と関節を形成しますが、肩峰そのものではありません。正しくは:上腕骨は上肢の長骨である。選びやすい理由:上腕骨は肩関節の構成要素であり、肩峰と近接しているため、混同しやすい。混同注意:上腕骨は肩甲骨の関節窩と関節をなすが、肩峰自体は肩甲骨の突起である。
- 5. 烏口突起は肩甲骨から前方に突き出る突起であり、肩峰とは異なる位置にあります。正しくは:烏口突起は肩甲骨の関節窩の上内側に位置する。選びやすい理由:烏口突起も肩甲骨の一部であり、突起という共通点から選択肢として魅力的に映る可能性がある。混同注意:烏口突起と肩峰はどちらも肩甲骨の突起であるため混同しやすいが、位置が異なる。
国試ポイント
肩関節周辺の骨の解剖学的名称とその位置関係を正確に理解しているかが問われる問題です。特に肩甲骨の各突起の名称と位置を把握しておくことが重要です。
混同注意
鎖骨、上腕骨、烏口突起など、肩関節を構成する他の骨や突起と混同しやすい。特に肩甲骨の別の突起である烏口突起とは間違いやすい。
次に同じ論点が出たら
肩峰と肩甲棘、烏口突起の関係を理解した上で、肩関節を構成する他の骨(鎖骨、上腕骨)の解剖学的特徴も問われる可能性がある。また、これらの骨に付着する筋肉や靭帯に関する知識も重要となる。
関連知識
肩甲骨、鎖骨、上腕骨で構成される肩関節の構造、回旋腱板の付着部位、肩峰下インピンジメント症候群など、肩に関連する疾患や理学療法にもつながる基礎知識。