股関節を屈曲させるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
腸腰筋は、大腰筋と腸骨筋の総称であり、強力な股関節屈筋として機能します。これは、太ももを体幹に引き寄せる動作や、立位で体幹を前傾させる動作の主要な筋肉です。
選択肢ごとの解説
- 1. 大腿二頭筋はハムストリングスの一部であり、股関節の伸展と膝関節の屈曲に主な役割を果たします。正しくは:大腿二頭筋は主に股関節の伸展と膝関節の屈曲に関与します。選びやすい理由:下肢の筋肉であるため、股関節の動きに関わると考えがちですが、主な作用は異なります。混同注意:大腿四頭筋と混同し、大腿の前面にあるため股関節屈曲と思われがちですが、大腿二頭筋は後面です。
- 2. 大殿筋は臀部の最も大きな筋肉で、股関節の伸展と外旋に主要な役割を担います。正しくは:大殿筋は主に股関節の伸展と外旋に関与します。選びやすい理由:股関節を覆う大きな筋肉なので、多くの動きに関わると錯覚しやすいです。混同注意:殿筋群の一つですが、中殿筋・小殿筋とは異なり、主に伸展の役割を持ちます。
- 3. 中殿筋は股関節の外転と内旋に主に作用します。特に歩行時の骨盤の安定化に重要です。正しくは:中殿筋は主に股関節の外転と内旋に関与します。選びやすい理由:殿筋群の一つで、股関節の様々な動きに関与するため、屈曲も含むと誤解しやすいです。混同注意:股関節の動きに関わりますが、主な作用は外転・内旋です。
- 4. 小殿筋は中殿筋と同様に、股関節の外転と内旋に主な役割を持ちます。正しくは:小殿筋は主に股関節の外転と内旋に関与します。選びやすい理由:中殿筋と同じく、股関節の外転・内旋に関与するため、屈曲ではないと判断する必要があります。混同注意:殿筋群は股関節の複雑な動きに関わりますが、それぞれ主要な作用が異なります。
- 5. 正解。腸腰筋(大腰筋と腸骨筋から構成される)は、股関節を強力に屈曲させる主要な筋肉です。坐っている状態から立ち上がる際や、太ももを胸に引き寄せる動作などで活動します。正しくは:腸腰筋は股関節を屈曲させる主要な筋肉です。選びやすい理由:特になし。股関節屈曲の代表的な筋肉として知られています。混同注意:他の下肢の筋肉と混同しがちですが、腸腰筋は腹部の深部に位置し、股関節屈曲に特化した重要な筋肉です。
国試ポイント
股関節の主要な動き(屈曲、伸展、外転、内転、内旋、外旋)と、それぞれの動きに関与する代表的な筋肉を理解しているかが問われています。特に腸腰筋は股関節屈曲の代表として頻出です。
混同注意
大腿四頭筋(特に大腿直筋)も股関節屈曲に関与しますが、最も強力な屈筋は腸腰筋です。選択肢にある殿筋群や大腿二頭筋は主に伸展や外転に関与するため、区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
他の主要な関節(膝関節、肩関節、肘関節など)の主要な動きと、それに関与する筋肉についても知識を応用できるか。
関連知識
股関節の屈曲には、大腿直筋(大腿四頭筋の一部)、縫工筋、大腿筋膜張筋なども補助的に関与します。各筋肉の起始と停止、神経支配も合わせて学習すると良いでしょう。