点眼薬の投与について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
点眼薬が眼の外に溢れた場合、皮膚への刺激や感染のリスクを避けるために、清潔なティッシュやガーゼで優しく拭き取ることが重要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 点眼時に上まぶたを引き上げると、眼球が動いてしまい薬液が適切に投与されない可能性があります。通常は下まぶたを軽く引き下げて結膜嚢を形成します。正しくは:点眼時は下眼瞼を軽く引き下げ、結膜嚢を形成する。選びやすい理由:上眼瞼を引き上げることで眼球全体が露出されるように感じるかもしれない。混同注意:上眼瞼を上げる操作は、眼内異物除去時など特殊な状況で行われることがあるため、一般的な点眼方法と混同する可能性がある。
- 2. 点眼容器の先端が眼瞼結膜に触れると、細菌感染のリスクが高まります。また、容器の先端が汚染されることで、薬液自体が汚染される可能性があります。正しくは:点眼容器の先端は眼瞼やまつ毛に触れないように、数センチ離して点眼する。選びやすい理由:確実に薬液を目に入れようとして、容器を近づけすぎる傾向がある。混同注意:点眼容器を近づけすぎることと、適切な距離を保つことの重要性が混同されやすい。滅菌状態を維持することの重要性を見落とすことがある。
- 3. 点眼後に眼球を直接圧迫すると、薬液が排出されたり、眼圧に影響を与えたりする可能性があります。通常は目頭を軽く押さえて全身への吸収を防ぎます。正しくは:点眼後は目頭(涙嚢部)を軽く押さえ、全身への移行を防ぐ。選びやすい理由:薬液をより浸透させようと、眼球を圧迫するイメージを持つことがある。混同注意:眼球の圧迫と、涙嚢部の圧迫(薬液の全身移行防止)の目的と方法が混同されることがある。
- 4. 正解。眼から溢れた薬液は皮膚を刺激したり、かぶれの原因となることがあるため、清潔なガーゼやティッシュで優しく拭き取ることが適切です。正しくは:眼から溢れた薬液は清潔なガーゼやティッシュで優しく拭き取る。選びやすい理由:特になし。日常的なケアとしても自然な行動である。混同注意:特になし。この選択肢は比較的明確な正しい対応である。
国試ポイント
点眼薬の正しい投与手順と注意点(無菌操作、全身吸収防止、皮膚刺激の回避)を理解しているかが問われる。
混同注意
点眼時の眼瞼操作(上眼瞼を引き上げるか下眼瞼を引き下げるか)、点眼後の対応(眼球圧迫か涙嚢部圧迫か)といった類似する行為の目的と方法を正確に区別できるかどうかが問われる。
次に同じ論点が出たら
この患者に対して、点眼薬の自己管理指導を行う際、特に強調すべき点を特定する。
関連知識
点眼薬の種類(例:散瞳薬、縮瞳薬、抗菌薬など)によって、点眼後の行動指示(例:散瞳薬使用後の光刺激への注意)が追加されることがある。複数の点眼薬を使用する場合は、間隔を空ける必要性も理解しておく。