健康な成人における1日の平均尿量はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
健康な成人における1日の平均尿量は、通常1,000mLから2,000mLとされています。この範囲で最も一般的な値として1,500mLが挙げられ、選択肢の中で最も適切です。尿量は飲水量や活動量、体温、腎機能などによって変動しますが、体内の老廃物を排泄し、水分バランスを維持するために必要な最低限の尿量が確保されることが重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 100mLは著しく少ない尿量であり、無尿または乏尿の範囲に該当します。健康な成人では通常これほどの低尿量になることはありません。正しくは:健康な成人の平均尿量は、一般的に1,000mLから2,000mLの間です。選びやすい理由:極端な値を避ける心理から、非常に低い値でも選択肢にあると意識が向く可能性があります。混同注意:無尿や乏尿の定義と混同する可能性があります。
- 2. 500mLは乏尿の基準に近い値であり、健康な成人の通常の尿量としては少なすぎます。体内の老廃物排泄に必要な水分量を考慮すると不十分です。正しくは:健康な成人の平均尿量は、一般的に1,000mLから2,000mLの間です。選びやすい理由:100mLよりは多いですが、多すぎず少なすぎないという中間の選択肢として魅力的に見えるかもしれません。混同注意:軽度の脱水時や、水分摂取が極端に少ない場合の尿量と混同する可能性があります。
- 3. 正解。健康な成人の1日あたりの平均尿量は、一般的に1,000mLから2,000mLとされており、1,500mLはこの範囲の中央値として最も適切です。体内の水分バランスと老廃物の排泄を適切に行う量です。
- 4. 2,500mLは健康な成人でも水分を多く摂取した場合に見られることはありますが、平均尿量としてはやや多すぎる値です。多尿の基準に近づく可能性もあります。正しくは:健康な成人の平均尿量は、一般的に1,000mLから2,000mLの間です。選びやすい理由:水分を多く摂る人もいるため、これくらいの尿量になる可能性を考えるかもしれません。混同注意:多尿の定義や、水分過剰摂取時の尿量と混同する可能性があります。
国試ポイント
この問題は、健康な成人の生理的機能を問う基本的な知識問題です。特に、腎臓の働きと体内の水分バランスに関する理解が求められます。正常値を知っているかどうかが直接的に問われます。
混同注意
無尿(100mL未満/日)、乏尿(100~400mL/日)、多尿(2,500mL以上/日)などの異常尿量と、健康な状態の平均尿量の区別が混同しやすいポイントです。また、1日の飲水量と尿量を混同しないことも重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合、健康な成人の平均値だけでなく、無尿、乏尿、多尿の具体的な基準値も問われる可能性があります。また、特定の疾患(例:糖尿病、尿崩症、腎不全)と尿量の変化を結びつける問題も考えられます。尿比重や浸透圧といった、尿の性状に関する知識も確認しておくと良いでしょう。
関連知識
・飲水量と尿量の関係。・抗利尿ホルモン(ADH)の作用と尿量調節。・腎臓の濃縮・希釈能力。・浮腫や脱水と尿量の関連性。・体液バランスの維持機構。