職場における精神保健活動で、二次予防はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第115回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4・5番
解説
二次予防とは、メンタルヘルス不調の早期発見・早期対応を行い、病状の悪化を防ぐことを指します。選択肢4は不調を訴える職員への医療機関紹介、選択肢5は高ストレス者への面談であり、これらは早期発見・早期対応の具体的な活動です。一方、選択肢1と2は一次予防(未然防止)、選択肢3は三次予防(社会復帰支援・再発防止)に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. これは一次予防の活動であり、精神疾患の発生そのものを未然に防ぐことを目的としています。正しくは:一次予防に分類される。選びやすい理由:一般的なメンタルヘルス対策と捉えられがちだが、予防段階を意識する必要がある。混同注意:一次予防と二次予防の区別が曖昧だと誤答しやすい。
- 2. これも一次予防の活動であり、ストレスの原因を低減し、メンタルヘルス不調が起こりにくい環境を作ることを目指します。正しくは:一次予防に分類される。選びやすい理由:広い意味での精神保健活動であるため、予防段階の認識が重要。混同注意:環境改善は広い意味での健康増進に繋がるため、予防段階の区分が問われる。
- 3. これは三次予防の活動であり、既に発症した疾病の再発防止や社会復帰支援を目的としています。正しくは:三次予防に分類される。選びやすい理由:病状が進行しているため二次予防と混同しやすいが、これは再発防止と社会復帰の段階である。混同注意:二次予防と三次予防の区別がつきにくいと誤答しやすい。
- 4. 正解。二次予防は、精神疾患の早期発見・早期対応を目的とします。不調を訴える者への医療機関紹介は、早期介入に該当します。
- 5. 正解。二次予防は、精神疾患の早期発見・早期対応を目的とします。高ストレス者への面談は、メンタルヘルス不調の発生リスクが高い人への早期介入に該当します。
国試ポイント
職場の精神保健活動における一次予防、二次予防、三次予防の具体的な内容を正確に理解しているかが問われる。
混同注意
一次予防、二次予防、三次予防の境界線が曖昧だと判断が難しくなる。特に二次予防と三次予防は、症状の有無や重症度によって区分されるため、具体的な活動内容と目的を関連付けて覚える必要がある。
次に同じ論点が出たら
提示された具体的な精神保健活動が、どの予防段階(一次、二次、三次)に該当するかを判断できるか。
関連知識
職場のメンタルヘルス対策の推進、労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度、精神疾患の予防段階の概念(プライマリ、セカンダリ、ターシャリプレベンション)。