正常な幼児期の基本的生活習慣で、2歳0か月ころまでに習得するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
スプーンを使って食事をすることは、通常1歳半頃までに多くの幼児が習得する基本的な生活習慣の一つです。この時期は離乳食が完了し、自分で食べようとする意欲が高まる時期でもあります。他の選択肢は、より年齢が進んでから習得する、または個人差が大きい習慣です。
選択肢ごとの解説
- 1. 鼻かみは通常、2歳半から3歳頃にできるようになると言われています。最初はティッシュに吹き出すことから始め、徐々に自分でかむことを学びます。正しくは:2歳半から3歳頃。選びやすい理由:比較的早く身につく習慣と思われがちですが、ある程度の理解力と運動能力が必要です。混同注意:鼻水の拭き取りと、自分で鼻をかむ行為を混同しやすい。
- 2. 正解。スプーンの使用は、通常1歳半頃までに習得される基本的な生活習慣です。個人差はありますが、この時期には自分でスプーンを持ち、口に運ぶ動作ができるようになります。選びやすい理由:自分で食事をするという自立的な行動は、幼児期早期の重要な発達段階であるため、正答として選びやすい。
- 3. 夜間のおむつ外しは、昼間のおむつ外しよりも時間がかかり、一般的には3~5歳頃、中には小学校入学頃までかかることもあります。膀胱の発達やホルモンバランスが関与するため個人差が大きいです。正しくは:3歳から5歳頃、またはそれ以降。選びやすい理由:昼間のおむつ外しと混同しやすい。夜間のおむつ外しは発達に個人差が大きい。混同注意:昼間のおむつ外し(2歳前後)と夜間のおむつ外し(3歳以降)を混同しやすい。
- 4. ボタンを留めるような細かい運動(微細運動)は、一般的に3歳頃に練習が始まり、5歳頃にはできるようになることが多いです。指先の協調性や集中力が必要なため、習得には時間がかかります。正しくは:3歳から5歳頃。選びやすい理由:着替えの自立と関連付けられやすいですが、ボタン留めは比較的複雑な動作です。混同注意:洋服の着脱(脱ぐのは比較的早い)と、ボタン留めやファスナー上げ下げなどの細かい動作を混同しやすい。
国試ポイント
乳幼児の発達段階における基本的な生活習慣の習得時期について問う問題です。各年齢でどのような行動ができるようになるのか、具体的な目安を理解しているかが重要となります。特に食事や排泄、着替えといった日常動作の発達は頻出です。
混同注意
生活習慣の習得時期には個人差があるため、目安となる時期を正確に把握していないと、他の選択肢と混同しやすくなります。特に、昼間と夜間の排泄の自立や、着脱の複雑さ(脱ぐ、着る、ボタンを留めるなど)の違いを理解しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合は、まず選択肢にある行動が『どの程度の細かい運動能力』や『認知能力』を必要とするかを考え、その上で一般的な『発達の目安となる年齢』を照らし合わせるようにしましょう。
関連知識
乳幼児の発達段階(粗大運動、微細運動、言語発達、社会性の発達など)、離乳食の進め方、トイレットトレーニングの開始時期と進め方、年齢に応じた遊びと発達の関連。