側臥位における褥瘡の好発部位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
側臥位では、身体の側面に体重がかかります。耳介部は骨が突出しており、マットレスや枕との間に挟まれることで持続的な圧迫を受けやすく、血流障害を起こしやすいため、褥瘡が発生しやすい部位の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 後頭部は仰臥位(あお向け)で長時間過ごす場合に褥瘡のリスクが高まる部位です。側臥位では直接的な圧迫を受けにくいとされます。正しくは:後頭部は仰臥位で褥瘡の好発部位となる。選びやすい理由:頭部の一部であるため、体位変換が不十分な場合に生じると誤解しやすい。混同注意:仰臥位と側臥位での好発部位の区別が曖昧な場合。
- 2. 正解。側臥位では、体重の圧迫が耳介部に集中しやすく、骨の突出もあって血流障害を起こしやすいため、褥瘡の好発部位となります。選びやすい理由:耳は目立たないため見落とされがちだが、骨の突出があり圧迫を受けやすい部位である。混同注意:他の主要な好発部位に比べて、耳介部の重要性を見過ごすことがある。
- 3. 仙骨部は、仰臥位(あお向け)で褥瘡の好発部位です。側臥位では直接的な圧迫は受けにくくなります。正しくは:仙骨部は仰臥位で褥瘡の好発部位となる。選びやすい理由:仙骨部は褥瘡の代表的な好発部位であるため、どの体位でもリスクが高いと誤解しやすい。混同注意:体位による主要な圧迫部位の変化を理解していない場合。
- 4. 肩甲骨部は仰臥位(あお向け)で褥瘡の好発部位です。側臥位では、側方の肩関節や上腕骨大転子部などに圧力がかかりやすくなりますが、肩甲骨部そのものへの直接的な圧迫は減少します。正しくは:肩甲骨部は仰臥位で褥瘡の好発部位となる。選びやすい理由:骨が突出しているため、側臥位でも圧迫されやすいと誤解しやすい。混同注意:他の骨突出部位と混同したり、体位変換時の圧迫部位の変化を十分に理解していない場合。
国試ポイント
体位と褥瘡の好発部位の関連性を正確に理解しているかが問われています。特に、仰臥位、側臥位、坐位それぞれで圧迫される主要な骨突出部を覚えることが重要です。
混同注意
仰臥位での好発部位(後頭部、肩甲骨部、仙骨部、踵骨部)と混同しやすい。各体位における圧迫部位の変化を明確に区別することが求められます。
次に同じ論点が出たら
側臥位だけでなく、仰臥位や坐位での褥瘡好発部位も確実に説明できるか、またそれぞれの部位に対してどのような予防策が考えられるかを判断できると良いでしょう。
関連知識
褥瘡予防の基本は、体位変換、除圧、皮膚の清潔保持・保湿、栄養管理です。体位変換は2時間以内に行うことが推奨されています。除圧用具の活用も重要です。