ホルモンと分泌部位の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
プロラクチンは乳腺を刺激して乳汁産生を促すホルモンで、下垂体前葉で合成・分泌されます。他の選択肢は、ホルモンの分泌部位が誤っています。
選択肢ごとの解説
- 1. サイロキシン(甲状腺ホルモン)は甲状腺から分泌されます。副甲状腺からは副甲状腺ホルモン(PTH)が分泌されます。正しくは:サイロキシン — 甲状腺選びやすい理由:どちらも「〜腺」とつくため、名前の響きから混同しやすい可能性があります。混同注意:甲状腺と副甲状腺の機能および分泌ホルモン
- 2. テストステロンは主に精巣のライディッヒ細胞から分泌される男性ホルモンです。前立腺は精液の一部を分泌する器官であり、ホルモン分泌は主な機能ではありません。正しくは:テストステロン — 精巣選びやすい理由:男性の生殖器系に関連する臓器であるため、関連付けて考えてしまうことがあります。混同注意:精巣と前立腺の機能
- 3. バソプレシン(抗利尿ホルモン)は下垂体後葉から分泌されます。副腎皮質からはコルチゾールやアルドステロンなどのステロイドホルモンが分泌されます。正しくは:バソプレシン — 下垂体後葉選びやすい理由:どちらも内分泌系の重要な臓器であり、名前が似ているわけではないものの、知識があいまいだと選びやすいです。混同注意:下垂体後葉と副腎皮質の機能および分泌ホルモン
- 4. 正解。プロラクチンは、乳汁の生成を促進するホルモンであり、下垂体前葉から分泌されます。これは正しい組み合わせです。
国試ポイント
主要なホルモンの名称と、それらがどの内分泌腺から分泌されるかという基本的な知識が問われています。特に、甲状腺と副甲状腺、精巣と前立腺、下垂体の前葉・後葉と副腎皮質といった、機能が異なるが名称が似ていたり隣接したりする臓器の識別がポイントです。
混同注意
各ホルモンの分泌源が混同しやすい。特に、似た名称の内分泌腺(甲状腺と副甲状腺)や、同じ器官の一部(下垂体前葉と後葉)、あるいは関連する複数の臓器(精巣と前立腺)からの分泌ホルモンの区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
次回同じ論点が出た場合、各ホルモンの具体的な作用や、ホルモン分泌異常によって生じる疾患についても問われる可能性があります。
関連知識
主要な内分泌器官(下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、膵臓、生殖腺)で分泌される代表的なホルモンの機能と標的臓器。ホルモンのフィードバック機構。