国際機関と事業内容の組合せで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
世界保健機関(WHO)は、健康に関するあらゆる側面において国際的な協力と支援を提供し、研究の推進はその重要な柱の一つです。疾病の予防や治療法の開発、公衆衛生政策の策定において、科学的根拠を確立するための研究活動を積極的に促進しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 国際労働機関(ILO)は、労働者の権利保護、労働条件の改善、雇用促進などを目的としています。難民の帰還支援は、主に国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の活動範囲です。正しくは:国際労働機関〈ILO〉――― 労働者の権利保護選びやすい理由:国際機関と人道支援という点で混同しやすいが、具体的な活動内容が異なる。混同注意:ILOが広範な人道支援に関わると誤解する可能性がある。
- 2. 正解。世界保健機関(WHO)は、世界の保健状況の改善、疾病の予防と治療、健康増進のための国際協力、そして保健分野における研究活動の促進を主要な役割としています。パンデミック対策や感染症の調査・研究もその一部です。選びやすい理由:WHOの活動は多岐にわたるため、研究促進が具体的な活動として適切か迷うかもしれない。混同注意:WHOの活動範囲が広い故に、特定の活動がその中心かどうか判断に迷うことがある。
- 3. 国連人口基金(UNFPA)は、人口と開発に関する問題、特に性と生殖に関する健康と権利、女性のエンパワーメント、青少年の支援などを目的としています。平和維持活動は国連安全保障理事会が主導し、国連平和維持活動(PKO)として展開されます。正しくは:国連人口基金〈UNFPA〉――― 性と生殖に関する健康と権利の促進選びやすい理由:国連という点で、広範な平和貢献活動の一部と誤解する可能性がある。混同注意:国連傘下の機関であれば、すべて平和維持に関わると誤解する可能性がある。
- 4. 国連世界食糧計画(WFP)は、飢餓と貧困の撲滅を目指し、食料援助や食料安全保障の支援活動を行っています。二国間の国際保健医療協力は、個別の国家間協定に基づいて行われるものであり、WFPの主な事業内容ではありません。正しくは:国連世界食糧計画〈WFP〉――― 食料援助活動選びやすい理由:国際的な協力という点で似ているが、具体的な内容が異なる。混同注意:「国際協力」という漠然とした概念で捉えてしまい、具体的な内容の相違を見落とす可能性がある。
国試ポイント
国際機関のそれぞれの役割と主要な活動内容を正確に理解しているかが問われる問題です。各機関の略称だけでなく、具体的な事業内容を把握しておくことが重要です。
混同注意
各選択肢の機関がすべて「国際的な支援」に関わるため、漠然としたイメージで判断すると誤りやすいです。各機関が専門とする分野と具体的な活動内容を明確に区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後出題される場合は、他の国際機関(例えば、UNICEF、UNHCRなど)の活動内容や、関連する国際的な取り決め(例えば、SDGsなど)との関連性を問う問題が考えられます。
関連知識
国際連合(UN)とその専門機関、補助機関の役割、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連児童基金(UNICEF)などの主要な国際機関の活動も合わせて学習すると良いでしょう。