血漿蛋白質の大部分を合成しているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
血漿タンパク質は、血液の浸透圧維持、物質輸送、血液凝固、免疫など多岐にわたる重要な役割を担っています。肝臓はこれらの血漿タンパク質の約90%を合成しており、特にアルブミン、フィブリノゲン、プロトロンビンなどが肝臓で生産されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 肺はガス交換を主な機能とし、血漿タンパク質の合成は行いません。
- 2. 正解。肝臓は、アルブミン、フィブリノーゲン、グロブリンなど、血漿タンパク質の大部分を合成する中心的な臓器です。これらは浸透圧の維持、血液凝固、免疫機能など様々な生理機能に関与します。選びやすい理由:複数の臓器が関与するように思えるが、肝臓が圧倒的に多くの血漿タンパク質を合成することを理解しておく必要があります。混同注意:肝臓は解毒作用や代謝機能も持つため、タンパク質合成の役割を見過ごすことがあるかもしれません。
- 3. 腎臓は血液の濾過と尿の生成を主な機能とし、血漿タンパク質の合成は行いません。むしろ、タンパク質が尿中に漏出しないよう調整する役割があります。
- 4. 膵臓は消化酵素やホルモン(インスリンなど)を分泌しますが、血漿タンパク質の主要な合成部位ではありません。
- 5. 脾臓は古い赤血球の破壊や免疫機能に関与しますが、血漿タンパク質の合成は行いません。
国試ポイント
肝臓の多様な生理機能、特に血漿タンパク質合成の役割を正確に理解しているかが問われています。他の臓器の主要な機能との区別が重要です。
混同注意
各臓器の機能は多岐にわたるため、血漿タンパク質合成という特定の機能に絞って考える必要があります。特に消化器系の臓器(膵臓など)の機能と混同しやすいかもしれません。
次に同じ論点が出たら
肝機能障害時の血漿タンパク質値の変化(低アルブミン血症など)が身体にどのような影響を及ぼすか、またその際の看護介入について考えることができます。
関連知識
肝臓のその他の機能(解毒、胆汁生成、グリコーゲン貯蔵など)、血漿タンパク質の具体的な種類とそれぞれの機能(例: アルブミンは浸透圧維持、γ-グロブリンは免疫)。