意識レベルを評価するスケールはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、意識レベルを評価するための世界的に広く使用されている客観的な指標です。開眼、言語、運動の3つの反応に基づいて点数化され、意識障害の重症度を判断します。
選択肢ごとの解説
- 1. ボルグスケールは運動時の主観的なしんどさ、すなわち自覚的運動強度を評価するために使用されます。正しくは:自覚的運動強度を評価する尺度です。選びやすい理由:「スケール」という言葉が含まれるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:ボルグスケールは運動負荷試験などで用いられる疲労度評価であり、意識レベルとは関係ありません。
- 2. フェイススケールは、表情を用いて痛みの程度を評価するものです。特に小児や言語での表現が困難な患者に用いられます。正しくは:痛みの程度を表情で評価する尺度です。選びやすい理由:「スケール」という言葉が含まれ、身体的な状態を評価する尺度であるため、意識レベルと間違える可能性があります。混同注意:フェイススケールは痛みの評価に特化しており、意識の有無やレベルを評価するものではありません。
- 3. ブリストルスケールは、便の形状を評価し、便秘や下痢の診断補助に用いられる尺度です。正しくは:便の形状を評価する尺度です。選びやすい理由:「スケール」という言葉が含まれるため、混同しやすいかもしれません。混同注意:ブリストルスケールは消化器系の排泄物に関する評価であり、意識状態とは全く異なります。
- 4. 正解。グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)は、開眼反応、言語反応、運動反応の3つの項目を用いて、意識障害の程度を客観的に評価する国際的な指標です。正しくは:意識レベルを評価する代表的な尺度です。選びやすい理由:他の選択肢も「スケール」という名称を含むため、名称だけでは判断しにくい場合があります。混同注意:他の選択肢がそれぞれ異なる生理的機能の評価尺度であるのに対し、GCSのみが意識レベル評価に特化しています。
国試ポイント
意識レベルを評価する主な尺度として、グラスゴー・コーマ・スケール(GCS)とその評価項目(開眼、言語、運動)を正確に理解しておくことが重要です。また、他の選択肢にあるスケールが何を評価するものなのかも把握しておく必要があります。
混同注意
各スケールの名称が似ているため、それぞれの評価対象(意識レベル、痛み、運動強度、便の形状)を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
GCSの各評価項目(開眼、言語、運動)の具体的な内容や、それぞれの点数付けについて理解を深めることが求められます。
関連知識
ジャパン・コーマ・スケール(JCS)も日本で広く用いられる意識レベル評価尺度です。GCSとJCSのどちらも看護師国家試験で頻出です。