国民健康保険で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
高額療養費制度は、医療費が高額になった際に家計の負担を軽減するため、自己負担限度額を超えた部分が払い戻される制度であり、国民健康保険を含む全ての公的医療保険に適用されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 国民健康保険は、被用者保険(健康保険組合や協会けんぽなど)に加入していない自営業者や農業従事者、年金受給者などが加入する地域保険であり、被用者保険ではありません。正しくは:国民健康保険は地域保険である。選びやすい理由:「健康保険」という言葉から広く保険の種類と混同する可能性がある。混同注意:被用者保険と地域保険の区別が曖昧だと誤解しやすい。
- 2. 国民健康保険の保険者は、都道府県および市町村(特別区を含む)です。国は制度の運営に財政的な補助を行いますが、直接の保険者ではありません。正しくは:国民健康保険の保険者は、都道府県および市町村である。選びやすい理由:国の制度なので国が保険者だと誤解しやすい。混同注意:制度の財源と運営主体を混同しやすい。
- 3. 正解。国民健康保険には、医療費の自己負担が高額になった場合に家計への負担を軽減するための高額療養費制度が導入されています。これは全ての公的医療保険に共通する制度です。選びやすい理由:特段の誘惑点はないが、他の選択肢が誤りであることから相対的に正しいと判断しやすい。混同注意:他の選択肢の誤りを見抜ければ正答しやすい。
- 4. 国民健康保険の保険料(税)の算定方法は市町村によって異なりますが、所得割(所得に応じて算定)、均等割(加入者数に応じて算定)、平等割(世帯単位で定額)など複数の要素を組み合わせて決定され、年齢『のみ』で算出されるわけではありません。特に後期高齢者医療制度に移行する75歳未満の被保険者には、年齢に応じた「介護分」が含まれる場合がありますが、年齢が唯一の基準ではありません。正しくは:保険料は所得割、均等割、平等割などの複数の要素を組み合わせて算出される。選びやすい理由:高齢者の医療費が高いことから、年齢が大きく影響すると考えがち。混同注意:年齢を考慮する要素があるため、それが唯一の基準だと誤解しやすい。
国試ポイント
国民健康保険の基本的な制度内容、特に他の公的医療保険との違いや共通点について正確に理解しているかが問われています。保険者、被用者保険との違い、高額療養費制度の適用、保険料算定方法といった主要なポイントを押さえることが重要です。
混同注意
国民健康保険と被用者保険の保険者や対象者の違い、保険料の算定方法の多様性は混同しやすい点です。
次に同じ論点が出たら
国民健康保険制度における自己負担割合や、特定疾病に対する給付内容についても理解を深めることが求められます。
関連知識
国民健康保険の財源、特定健診・特定保健指導、後期高齢者医療制度への移行など。