成人のノンレム睡眠の特徴はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
ノンレム睡眠、特に深い睡眠は、夜間の睡眠周期の初期に集中して出現し、疲労回復に重要な役割を果たします。
選択肢ごとの解説
- 1. ノンレム睡眠中は、体の代謝活動が低下し、体温は通常わずかに下降します。これは体温調節機能によるものです。正しくは:ノンレム睡眠中は体温が下降する。選びやすい理由:睡眠中に寝汗をかくなど、一時的な体温上昇を感じる経験があるため、体温が上昇すると誤解しやすい可能性があります。混同注意:覚醒時の活動による体温上昇や、レム睡眠とノンレム睡眠の体温調節の違いと混同する可能性があります。
- 2. 急速な眼球運動はレム睡眠(Rapid Eye Movement sleep)の主要な特徴であり、ノンレム睡眠では眼球運動はほとんど見られません。正しくは:急速な眼球運動はレム睡眠時に見られる。選びやすい理由:「睡眠中に目が動く」という漠然とした知識があると、レム睡眠とノンレム睡眠の区別がつきにくく、この選択肢を選んでしまう可能性があります。混同注意:レム睡眠の定義と主な特徴と混同する可能性があります。
- 3. 加齢に伴い、深いノンレム睡眠(徐波睡眠、N3期)の時間は減少します。また、総睡眠時間も短くなる傾向にあります。正しくは:加齢に伴い、深いノンレム睡眠の時間は短くなる。選びやすい理由:高齢者は日中の活動が減るため、睡眠時間が長くなると誤解したり、睡眠全体の変化と深いノンレム睡眠の質的な変化を混同したりすることがあります。混同注意:全体の睡眠時間と深い睡眠の質・量の変化、またはレム睡眠とノンレム睡眠の加齢による変化と混同する可能性があります。
- 4. 正解。ノンレム睡眠、特に深い睡眠(徐波睡眠)は、夜間の睡眠開始から数時間の間に多く出現します。睡眠周期の後半に進むにつれてレム睡眠の割合が増加します。
国試ポイント
ノンレム睡眠とレム睡眠の基本的な特徴、および睡眠周期におけるそれぞれの出現パターンに関する知識が問われています。加齢による睡眠の変化も関連知識として重要です。
混同注意
レム睡眠とノンレム睡眠それぞれの特徴(眼球運動、体温変化、脳波、夢の内容、筋緊張など)や、睡眠の深さと時間経過による変化を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た際には、レム睡眠の具体的な特徴、または加齢によるレム睡眠やノンレム睡眠の質的・量的変化に注目して選択肢を検討する必要があります。
関連知識
睡眠の各段階(N1, N2, N3, REM)の生理学的特徴、典型的な睡眠周期のパターン、加齢が睡眠に与える影響、主要な睡眠障害(不眠症、睡眠時無呼吸症候群など)。