成人で、骨髄が脂肪組織になっているのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
成人では、長骨(大骨)の骨幹部において、造血機能が低下し、赤色骨髄が脂肪組織(黄色骨髄)に置き換わります。一方、寛骨、胸骨、椎骨の椎体、肋骨などの扁平骨や不規則骨、長骨の骨端部には、成人でも活発な造血機能を持つ赤色骨髄が豊富に存在します。
選択肢ごとの解説
- 1. 寛骨は扁平骨であり、成人でも赤色骨髄を多く含むため、誤りです。正しくは:寛骨は成人でも赤色骨髄が多い。選びやすい理由:骨盤の一部なので、代謝が活発なイメージがあるかもしれません。混同注意:他の扁平骨と同様に赤色骨髄が主であると理解する必要があります。
- 2. 胸骨は扁平骨であり、成人でも赤色骨髄を多く含むため、誤りです。正しくは:胸骨は成人でも赤色骨髄が多い。選びやすい理由:体幹の中心部に位置するため、重要な場所と考えがちです。混同注意:扁平骨の多くは赤色骨髄が残存することを覚えておく必要があります。
- 3. 正解。成人において、長骨の骨幹部では造血機能が低下し、赤色骨髄が脂肪組織に置き換わって黄色骨髄となります。よって、これが正しい選択肢です。正しくは:成人では、長骨の骨幹部が黄色骨髄(脂肪骨髄)となる。選びやすい理由:他の骨と比べて、骨髄の機能がどのように変化するか理解していないと迷う可能性があります。混同注意:幼少期は長骨の骨幹部も赤色骨髄ですが、成人では黄色骨髄に置き換わるという変化を理解することが重要です。
- 4. 椎骨の椎体は成人でも赤色骨髄が豊富であり、造血機能が活発な部位であるため、誤りです。正しくは:椎骨の椎体は成人でも赤色骨髄が多い。選びやすい理由:体幹の重要な部分であるため、変化があると考える人もいるかもしれません。混同注意:脊椎骨も扁平骨に近い性質を持ち、赤色骨髄が多いことを把握する必要があります。
- 5. 肋骨は扁平骨であり、成人でも赤色骨髄を多く含むため、誤りです。正しくは:肋骨は成人でも赤色骨髄が多い。選びやすい理由:胸郭の一部なので、他の体幹の骨と同様に考えがちです。混同注意:扁平骨の多くが成人期も赤色骨髄を維持することを理解しておく必要があります。
国試ポイント
成人における赤色骨髄と黄色骨髄の分布を正確に理解しているかが問われる問題です。特に、長骨の骨幹部が黄色骨髄になる点を覚えることが重要です。
混同注意
多くの骨が成人期も赤色骨髄を持つため、どこが黄色骨髄になるのかが混乱しやすい点です。特に、身体の中心部や扁平骨は赤色骨髄が多いという一般的な知識と対比して、長骨の骨幹部の特徴を理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
造血機能が低下した際に、どの部位の骨髄が最初に影響を受けるか、または、骨髄移植の際にどの部位から骨髄を採取するか、といった臨床応用を問う問題へと発展する可能性があります。
関連知識
骨髄の種類(赤色骨髄、黄色骨髄)、骨髄の機能(造血)、骨の種類(長骨、扁平骨、不規則骨)、加齢による骨髄の変化。