母体から胎児への感染はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第107回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
母体から胎児への感染は、親から子へ病原体が伝播する「垂直感染」に分類されます。これには、胎盤を介した経胎盤感染、産道通過時の産道感染、授乳による母乳感染などが含まれます。
選択肢ごとの解説
- 1. 水平感染は、同じ世代の個体間(例: 人から人へ)で直接的または間接的に病原体が伝播する形式を指します。母体から胎児への感染はこれに該当しません。正しくは:水平感染は、同世代の個体間での病原体伝播です。選びやすい理由:感染経路全般の知識があると、選択肢として考慮してしまう可能性があります。混同注意:垂直感染と混同しやすいですが、世代間の違いが重要です。
- 2. 正解。垂直感染は、親から子へ(特に母体から胎児または新生児へ)病原体が伝播する感染経路を指します。胎盤を介した感染、産道感染、母乳感染などが含まれます。正しくは:垂直感染は、親から子へ病原体が伝播する形式です。選びやすい理由:感染経路の基本的な知識があれば、正答を選びやすいです。混同注意:水平感染と対比される概念であり、世代間の伝播が特徴です。
- 3. 接触感染は、直接的な身体の接触(例: 皮膚と皮膚の接触)や、汚染された物品を介した間接的な接触によって病原体が伝播する形式を指します。母体から胎児への感染も物理的な接触を伴いますが、その本質は世代間の伝播である垂直感染に分類されます。正しくは:接触感染は、直接的または間接的な接触による病原体伝播です。選びやすい理由:産道感染のように胎児と母体が物理的に接触する経路があるため、誤って選んでしまう可能性がありますが、より上位概念として垂直感染があります。混同注意:垂直感染の一部に接触を伴うものがありますが、垂直感染が上位の分類です。
- 4. 飛沫感染は、咳やくしゃみなどで発生する飛沫に含まれる病原体が、他者の目、鼻、口などの粘膜に付着して感染する形式です。母体から胎児への感染経路とは異なります。正しくは:飛沫感染は、飛沫を介した病原体伝播です。選びやすい理由:一般的な感染経路として知られているため、選択肢として認識しやすいですが、母体-胎児間の経路とは異なります。混同注意:空気感染と混同しやすいですが、飛沫の大きさと飛距離に違いがあります。
国試ポイント
感染経路の分類に関する基本的な知識、特に垂直感染の定義を理解しているかが問われています。水平感染との違いを明確に区別することが重要です。
混同注意
水平感染、接触感染
次に同じ論点が出たら
垂直感染の各経路(経胎盤、産道、母乳)について、具体的な疾患例を挙げられるか。
関連知識
垂直感染の具体例(TORCH症候群など)、水平感染の例(インフルエンザ、麻疹など)、空気感染、媒介物感染