がん診療連携拠点病院に設置されている「がん相談支援センター」の業務はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
がん相談支援センターは、がん患者やその家族が抱える様々な悩みや不安に対し、公平な立場で情報提供や相談支援を行うことを目的としています。具体的には、がんに関する一般的な情報の提供、治療に関する情報、療養生活、医療費、仕事との両立など、幅広いテーマについて適切な情報を提供します。
選択肢ごとの解説
- 1. がん相談支援センターは、がん患者さんやご家族の療養上の悩みや心配事に関する相談・情報提供を主な業務としており、具体的な就労の斡旋までは行いません。正しくは:就労に関する相談対応や情報提供は行いますが、具体的な職業紹介(斡旋)はハローワークなどの専門機関の役割です。選びやすい理由:がん患者の生活支援の一環として就労支援も含まれるため、広義の支援と捉えると誤解しやすいです。混同注意:就労支援(情報提供や相談)と、就労斡旋(具体的な仕事の紹介)を混同しやすいです。
- 2. がん相談支援センターは、診断や治療、検診といった医療行為を直接行う部署ではありません。情報提供や相談対応が主な業務です。正しくは:がん検診は、各医療機関の検診部門や自治体が実施するもので、がん相談支援センターの業務ではありません。選びやすい理由:がんに関する知識を提供するため、検診も業務範囲と誤解しがちですが、実施はしません。混同注意:がん検診に関する情報提供と、がん検診の直接的な実施を混同しやすいです。
- 3. 正解。がん相談支援センターの重要な業務の一つは、患者さんやご家族が抱えるがんに関する様々な疑問や不安に対し、科学的根拠に基づいた適切な情報を提供することです。治療法、療養生活、医療費、副作用対策など多岐にわたります。
- 4. セカンドオピニオン外来は、がん相談支援センターではなく、各医療機関の診療科や専門外来として設置・運営されます。センターはセカンドオピニオンに関する情報提供や受診のサポートは行いますが、外来そのものを開設するわけではありません。正しくは:セカンドオピニオン外来は、がん診療連携拠点病院内の別の部門(例:外来診療部門)で実施されます。センターは情報提供や医療機関案内を行います。選びやすい理由:セカンドオピニオンの相談を受ける窓口であるため、その外来をセンターが運営すると誤解しやすいです。混同注意:セカンドオピニオンの相談や情報提供と、セカンドオピニオン外来の直接的な開設・運営を混同しやすいです。
国試ポイント
がん診療連携拠点病院に設置される『がん相談支援センター』の役割と業務内容について、正確な理解を問う問題です。直接的な医療行為や専門的なサービス提供ではなく、『相談』と『情報提供』が中心であることを把握しているかがポイントとなります。
混同注意
がん相談支援センターの業務と、病院の他の部門(外来、検診部門、医療連携室など)の業務を混同しがちです。特に、相談対応と直接的なサービス提供(例:検診実施、就労斡旋、外来開設)の区別が重要です。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出た場合、がん相談支援センターの『相談支援』『情報提供』という核となる機能から逸脱する選択肢(直接的な医療行為、斡旋、外来運営など)は誤りであると判断する視点を持つことが重要です。
関連知識
がん対策基本法、がん診療連携拠点病院の指定要件、地域がん診療連携拠点病院の機能、がん医療と看護、患者・家族支援、情報提供と意思決定支援。