針刺し事故によって感染するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
針刺し事故は、血液を介して感染する病原体の伝播経路として特に重要です。B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、針刺し事故によって感染する主なウイルスとして知られています。RSウイルスやヘルペスウイルス、サイトメガロウイルスは、針刺し事故を主要な感染経路とはしません。
選択肢ごとの解説
- 1. RSウイルスは主に飛沫感染や接触感染によって伝播します。針刺し事故による感染リスクは極めて低いとされています。正しくは:RSウイルスは針刺し事故ではなく、飛沫感染や接触感染で伝播する。選びやすい理由:ウイルス感染症であるため、可能性がないとは言えないと誤解するかもしれない。混同注意:他のウイルス感染症と混同し、感染経路の特異性を認識できていない可能性がある。
- 2. 正解。B型肝炎ウイルスは血液を介して感染する病原体であり、針刺し事故は主要な感染経路の一つです。医療現場での予防策が重要視されています。
- 3. ヘルペスウイルスは主に接触感染(飛沫、皮膚・粘膜接触)や性行為によって感染します。針刺し事故による感染リスクは通常考えられません。正しくは:ヘルペスウイルスは針刺し事故ではなく、主に接触感染で伝播する。選びやすい理由:ウイルス感染症であり、血液感染の可能性を完全に否定できないと考えるかもしれない。混同注意:特定のヘルペスウイルス(例: サイトメガロウイルス)が輸血で感染するケースと混同するかもしれないが、針刺し事故は一般的ではない。
- 4. サイトメガロウイルスは体液(唾液、尿、血液、母乳など)を介して感染しますが、針刺し事故が主要な感染経路となることは稀です。輸血による感染リスクはありますが、針刺し事故では一般的ではありません。正しくは:サイトメガロウイルスは針刺し事故が主要な感染経路ではない。選びやすい理由:輸血による感染例があるため、針刺し事故でも感染すると誤解するかもしれない。混同注意:血液を介した感染があるため、B型肝炎ウイルスと同様に針刺し事故のリスクが高いと誤解する可能性があるが、頻度は低い。
国試ポイント
針刺し事故による感染リスクが高い病原体とその予防策に関する知識が問われています。特に医療従事者にとって重要な感染管理の基礎知識です。
混同注意
多くのウイルスが血液を介して感染する可能性はありますが、針刺し事故における感染確率やリスクが高いのはHBV, HCV, HIVであることを区別する必要があります。
次に同じ論点が出たら
針刺し事故時の対応手順や、B型肝炎ウイルス予防のためのワクチン接種についても関連知識として押さえるべき。
関連知識
C型肝炎ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)も針刺し事故で感染する可能性が高い。針刺し事故発生時の対応プロトコル(報告、血液検査、曝露後予防措置など)。