小児の知能検査で用いられるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第60回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
WISC(ウェクスラー児童知能検査)は、児童期の知能を測定するための代表的な検査です。一般的に5歳0ヶ月から16歳11ヶ月の子どもを対象とし、言語理解、知覚推理、ワーキングメモリ、処理速度などの側面から知能を評価します。
選択肢ごとの解説
- 1. これは主に成人向けの多面的性格検査であり、知能を直接評価するものではありません。正しくは:成人向けの性格検査であると修正します。選びやすい理由:心理検査という共通点から、知能検査と混同する可能性があります。混同注意:他の知能検査や、精神疾患の診断補助に用いられる検査と混同しやすいです。
- 2. これは主に高齢者を含む成人の認知機能のスクリーニング検査であり、小児の知能検査としては用いられません。正しくは:成人向け、特に認知症スクリーニングに用いられると修正します。選びやすい理由:認知機能の評価という点で知能検査と似ているため、選びやすいかもしれません。混同注意:WISCなどの知能検査や、他の神経心理学的検査と混同しやすいです。
- 3. これは個人の気分状態(怒り、不安、疲労など)を測定する検査であり、知能を評価する目的ではありません。正しくは:気分状態を評価する心理検査であると修正します。選びやすい理由:心理検査の一種であるため、知能検査と誤解する可能性があります。混同注意:知能検査や、他の性格検査、精神状態を評価する尺度と混同しやすいです。
- 4. これは成人向けの知能検査であり、小児には適用されません。正しくは:成人向けの知能検査であると修正します。選びやすい理由:「ウェクスラー」という名称から知能検査であることは正しいが、「成人」という部分を見落とすと、小児にも使えると誤解する可能性があります。混同注意:WISC(ウェクスラー児童知能検査)と名称が似ているため、対象年齢を混同しやすいです。
- 5. 正解。WISCはウェクスラー式知能検査の一つで、特に児童(一般的に5歳0ヶ月〜16歳11ヶ月)の知能を包括的に評価するために世界的に広く用いられています。
国試ポイント
小児期・成人期の主要な知能検査の名称と、その対象年齢・目的を正確に把握しているかが問われる問題です。各心理検査の略称、正式名称、およびその特性(何を測るか、誰を対象とするか)を区別できる知識が必要です。
混同注意
WAIS(成人知能検査)とWISC(児童知能検査)は名称が似ており、混同しやすいです。また、MMSE(認知機能スクリーニング)など、他の心理検査との目的の違いも混同のポイントです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が問われた場合、「小児」「成人」「高齢者」「幼児」といった対象年齢のキーワードに着目し、各検査がどの年代に適用されるかを判断することが重要になります。また、「知能」「性格」「気分」「認知機能」など、評価する内容も区別できるようにします。
関連知識
ウェクスラー式知能検査には、WAIS(成人向け)、WISC(児童向け)、WPPSI(幼児向け)があり、それぞれ対象年齢が異なります。また、これらの知能検査の他に、K-ABC(Kaufman Assessment Battery for Children)、田中ビネー知能検査なども小児の知能検査として重要です。心理検査全般について、名称、対象、目的、評価内容を理解しておくことが求められます。