Barthel Indexで「部分介助」の判定がない項目はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
Barthel Indexの評価項目の中で、「整容」と「入浴」は自立か全介助の2段階評価であり、部分介助の概念がありません。これらの項目は、基本的に「一人でできるか否か」で評価点が分かれます。他の多くの項目では、一部介助を要する状態が部分介助として評価されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 更衣の項目では、部分介助(介助を要するが、半分以上は自分でできる状態)の評価区分が存在します。正しくは:5点に相当する「介助を要する(約半分の動作を自分で行える)」が部分介助に該当します。選びやすい理由:Barthel Indexの多くのADL項目には部分介助の概念があるため、これも部分介助が存在すると誤解しやすいです。混同注意:整容や入浴といった、部分介助の区分がない項目と混同しやすいかもしれません。
- 2. 食事の項目では、部分介助(介助を要するが、半分以上は自分でできる状態)の評価区分が存在します。正しくは:5点に相当する「介助を要する(食事の一部を他者の援助で補う)」が部分介助に該当します。選びやすい理由:同上。混同注意:同上。
- 3. 正解。Barthel Indexの「整容」の項目は「自立(5点)」または「全介助(0点)」の2段階評価であり、部分介助の区分は設けられていません。洗顔、歯磨き、髪をとかすなどの動作を一人で行えるかどうかが評価されます。
- 4. 階段昇降の項目では、部分介助(杖や手すりなどの補助具を使用したり、見守りや軽度の介助が必要な状態)の評価区分が存在します。正しくは:5点に相当する「介助を要する、または補助具を使用する」が部分介助に該当します。選びやすい理由:同上。混同注意:同上。
- 5. トイレ動作の項目では、部分介助(介助を要するが、半分以上は自分でできる状態、または見守りや軽度な介助が必要な状態)の評価区分が存在します。正しくは:5点に相当する「介助を要する(衣類の着脱や拭き取りなどで介助が必要)」が部分介助に該当します。選びやすい理由:同上。混同注意:同上。
国試ポイント
Barthel Indexの各項目の採点基準、特に部分介助の概念がある項目とない項目を正確に理解しているかを問う問題です。評価尺度の細部にわたる知識が求められます。
混同注意
Barthel Indexにおいて「入浴」も部分介助の区分がない項目ですが、選択肢にはありません。食事や更衣といった一般的なADL項目は部分介助があると誤解しやすいです。また、具体的な採点基準が曖昧だと判断を誤る可能性があります。
次に同じ論点が出たら
次にこの論点が出題された場合、他の評価項目(例:入浴)について「部分介助の判定がない」と問われるか、あるいは部分介助の具体的な定義について問われる可能性があります。また、各項目で「自立」に何点が付与されるか、または「どの項目が15点満点か」といった知識も問われるかもしれません。
関連知識
Barthel Indexの全10項目とそれぞれの採点基準(点数配分、自立・部分介助・全介助の定義)を把握しておくことが重要です。特に、0点、5点、10点、15点という多段階評価がある項目と、0点、5点の2段階評価しかない項目(整容、入浴)を区別できるようになる必要があります。