Rehabの説明で誤っているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
Rehab尺度の第2部『全般的行動』は、『他人への関心』、『環境への関心』、『生活への関心』、『セルフケア』の4つのサブカテゴリーで構成されており、それぞれ6項目で評価されます。選択肢では『3項目で構成されている』とあるため、この記述が誤りとなります。
選択肢ごとの解説
- 1. Rehab尺度の全般的行動はVASではなく、6段階の段階評価で評価されます。VASは用いられません。正しくは:Rehab尺度の全般的行動は、6段階の段階評価で評価されます。選びやすい理由:VASは一般的な評価ツールであり、他の評価スケールで使用されることがあるため、Rehab尺度でも用いられると誤解しやすいかもしれません。混同注意:VASと段階評価の違い。Rehab尺度の他のパートが段階評価であることと混同しやすい。
- 2. Rehab尺度の第1部(逸脱行動)は、客観的に観察された行動の頻度と重症度を評価するため、行動の動機や病的体験の有無は評価の対象外です。これは正しい記述です。正しくは:これは正しい記述であるため、修正不要です。選びやすい理由:精神疾患の評価では、行動の背景にある病的体験を重視することが多いため、「考慮しない」という記述が誤りであると感じやすいかもしれません。しかし、Rehab尺度のこの部分は行動の客観的評価に特化しています。混同注意:他の精神科評価ツールにおける、行動の動機や背景に関する評価項目と混同しやすい。
- 3. 正解。Rehab尺度の第2部『全般的行動』のサブカテゴリーは、『他人への関心』『環境への関心』『生活への関心』『セルフケア』の4つですが、これらはそれぞれ6項目で構成されており、3項目ではありません。したがって、この記述は誤りです。正しくは:Rehab尺度の第2部『全般的行動』のサブカテゴリーは、それぞれ6つの評価項目で構成されています。選びやすい理由:評価項目数に関する具体的な数字は覚え間違いやすい点であり、具体的な数字を提示されると正しいと思い込みやすいことがあります。混同注意:Rehab尺度の他の部分の項目数や、他の類似評価尺度の構成項目数と混同しやすい。
- 4. Rehab尺度の評価に際しては、1週間以上の直接観察が推奨されており、これは正しい記述です。正しくは:これは正しい記述であるため、修正不要です。選びやすい理由:観察期間が長いと負担に感じるため、短い期間を期待する心理から誤りだと判断しがちです。しかし、Rehab尺度は行動のパターンを評価するため、一定期間の観察が必要です。混同注意:他の評価尺度の観察期間や、スクリーニング的な評価との違い。
- 5. Rehab尺度は、精神障害者の長期入院患者の行動評価を目的として開発されたものであり、精神障害者全般を評価対象とすることは正しい記述です。正しくは:これは正しい記述であるため、修正不要です。選びやすい理由:特定の精神疾患に特化した評価尺度も多いため、汎用性が高いという表現に疑問を抱くかもしれませんが、Rehab尺度は幅広く適用できることが特徴です。混同注意:Rehab尺度が開発された背景(長期入院患者)と、その適用範囲を混同しやすい。
国試ポイント
Rehab尺度の具体的な評価内容、特に各部の構成項目数や評価方法について正確な知識が問われています。評価尺度の名称だけでなく、その詳細な内容まで理解しているかが重要です。
混同注意
Rehab尺度の第1部(逸脱行動)の評価方法や項目数、VASなどの他の評価手法と混同しやすい。また、他の精神科領域の行動評価尺度(例:BPRS, PANSSなど)の構成と混同する可能性もあります。
次に同じ論点が出たら
今後Rehab尺度に関する問題が出た場合は、各評価項目(逸脱行動、全般的行動のサブカテゴリーと項目数)、評価方法(VASの有無、段階評価の種類)、評価期間、対象疾患群、目的などを中心に確認するようにしましょう。
関連知識
Rehab尺度は、長期入院精神障害者の行動評価に用いられることが多く、その客観性や信頼性が重視されます。各評価項目が具体的に何を指しているのか、どのように評価されるのかを理解することが重要です。また、評価者が一定期間の直接観察を必要とする点も特徴です。