WeeFIMについて正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第57回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
WeeFIMは、子どもの日常生活における機能的自立度を評価するものであり、その性質上、標準化された検査室での実施よりも、実際の生活環境での行動観察や、保護者・介護者からの詳細な情報収集(聴取)が評価の信頼性と妥当性を高める上で不可欠です。
選択肢ごとの解説
- 1. WeeFIMは各項目を7段階で評価します。正しくは:評価は各項目を7段階で判定します。選びやすい理由:FIM(成人用)の評価段階と混同しやすいですが、両者ともに7段階評価です。段階評価である点は共通していますが、具体的な段階数が誤っています。混同注意:FIM(成人用機能的自立度評価法)の7段階評価とは同じですが、他の評価スケールの段階数と混同する可能性があります。
- 2. WeeFIMの合計得点は、運動項目13項目と認知項目5項目の計18項目をそれぞれ7段階で評価するため、最大で18項目 × 7点 = 126点となります。正しくは:合計得点は最大126点です。選びやすい理由:100点満点の評価スケールは他にも多いため、一般的な評価基準と誤解しやすいです。混同注意:他の100点満点の評価スケールや、FIM(成人用)の得点(運動項目91点、認知項目35点、合計126点)と混同する可能性があります。
- 3. WeeFIMの対象年齢は、一般的に生後6ヶ月から7歳までとされています。ただし、発達年齢が7歳以下であれば、8歳以上でも使用されることがあります。18歳はFIM(成人用)の対象年齢の目安です。正しくは:適用される対象年齢は生後6ヶ月から7歳までが一般的です。選びやすい理由:FIMが18歳以上を対象とすることから、WeeFIMがその上限と誤解されやすいです。混同注意:FIM(成人用)の対象年齢(18歳以上)と混同しやすいです。
- 4. WeeFIMの「移動:階段」の項目は、手すりなどの支持なしで自力で階段を昇降できるかを見るものであり、「つたい歩き」は別の評価観点です。つたい歩きは、むしろ歩行能力やバランス機能の一部として評価されることはありますが、階段の評価項目とは直接対応しません。正しくは:移動の項目にある「階段昇降」は、手すりなしで自力で階段を昇降できるかで評価します。選びやすい理由:小児の移動能力として「つたい歩き」も重要な発達段階であるため、評価項目に含まれると誤解しやすいです。混同注意:小児の歩行発達段階や、他の運動能力の評価項目と混同しやすいです。
- 5. 正解。WeeFIMは、実際の日常生活における子どもの機能的自立度を評価するツールであるため、テスト形式ではなく、日常の行動を直接観察したり、最もよく知る保護者や介護者からの情報(聴取)を通じて評価を行うのが原則です。選びやすい理由:特にありません。事実を述べています。混同注意:客観的なテスト形式での評価や、特定の検査室での実施のみと誤解されることがあります。しかし、日常生活の文脈で評価することが重要です。
国試ポイント
WeeFIMに関する基本的な知識(評価段階数、満点、対象年齢、評価方法、各項目の具体的な評価基準)が問われる問題です。特に、FIMとの違いや、小児特有の評価基準に注意が必要です。
混同注意
FIM(成人用機能的自立度評価法)とWeeFIMの項目内容、評価基準、対象年齢、満点などの違い。また、他の小児用評価尺度(例: PEDI, GMFMなど)との混同。
次に同じ論点が出たら
次回同じ論点が出た場合、WeeFIMの各項目の具体的内容や、FIMとの具体的な違い(特に認知項目)について問われる可能性があります。
関連知識
FIM(機能的自立度評価法)の構成、評価方法、対象年齢、満点。小児の発達段階に応じたADL評価の特性。評価尺度の選択基準。