平均的な発症年齢が最も低いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第52回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
福山型筋ジストロフィーは、乳幼児期に発症し、重度の精神運動発達遅滞と筋力低下を特徴とする常染色体劣性遺伝性疾患です。他の選択肢と比較して、出生直後から発症する例が多く、平均的な発症年齢が最も低いとされています。
選択肢ごとの解説
- 1. 筋強直性ジストロフィーは、成人期に発症することが多く、平均的な発症年齢は他の筋ジストロフィーより遅いです。筋強直現象が特徴です。正しくは:平均的な発症年齢は成人期であり、筋強直現象を特徴とします。選びやすい理由:筋ジストロフィーの一種であり、病名がよく知られているため選択肢として魅力的に映る可能性があります。混同注意:発症年齢が早い筋ジストロフィー(例:福山型、デュシェンヌ型)
- 2. 正解。福山型筋ジストロフィーは、生後間もなくから乳幼児期にかけて発症し、筋ジストロフィーの中で最も平均発症年齢が低い病型の一つです。選びやすい理由:正しい選択肢であるため、医学知識があれば選びやすいです。混同注意:他の筋ジストロフィーの発症年齢
- 3. Becker型筋ジストロフィーは、Duchenne型よりも発症が遅く、通常は学童期以降に発症し、症状の進行も緩やかです。正しくは:Becker型筋ジストロフィーの発症はDuchenne型より遅く、学童期以降が多いです。選びやすい理由:Duchenne型と名前が似ているため、発症年齢も近いと誤解しやすいかもしれません。混同注意:Duchenne型筋ジストロフィー
- 4. Duchenne型筋ジストロフィーは、通常3〜5歳頃に発症します。福山型よりは発症が遅いです。正しくは:Duchenne型筋ジストロフィーの発症は3〜5歳頃で、福山型よりも遅いです。選びやすい理由:最も有名な筋ジストロフィーの一つであり、小児期発症であるため、最も発症が早いと誤解しやすいです。混同注意:福山型筋ジストロフィーの発症年齢
- 5. 顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーは、通常青年期から成人期にかけて発症します。顔面や肩甲帯の筋力低下が特徴です。正しくは:顔面肩甲上腕型筋ジストロフィーは、青年期から成人期に発症し、顔面・肩甲帯の筋力低下を特徴とします。選びやすい理由:筋ジストロフィーの一種であり、病名がよく知られているため選択肢として魅力的に映る可能性があります。混同注意:発症年齢が早い筋ジストロフィー(例:福山型、デュシェンヌ型)
国試ポイント
各種筋ジストロフィーの発症年齢、遺伝形式、主要症状を正確に理解することが重要です。
混同注意
筋ジストロフィーの各病型は症状や遺伝形式が似ているため混同しやすいですが、発症年齢や特異的な症状(例:筋強直現象、仮性肥大)で区別できます。
次に同じ論点が出たら
筋ジストロフィーに関する問題で発症年齢を問われた場合は、福山型が最も早期、次いでデュシェンヌ型、ベッカー型、顔面肩甲上腕型、筋強直性ジストロフィーの順に遅くなる傾向を判断基準とします。
関連知識
デュシェンヌ型筋ジストロフィーは男児に多く、ベッカー型は発症が遅く予後が良い、筋強直性ジストロフィーは筋強直現象を伴うなど、それぞれの特徴を関連付けて覚える。