地域包括支援センターの説明で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
地域包括支援センターは、高齢者の総合相談窓口であり、介護保険制度における介護予防ケアマネジメントだけでなく、高齢者虐待への対応や成年後見制度の利用支援など、高齢者の尊厳を守り権利を擁護する業務も重要な柱としています。
選択肢ごとの解説
- 1. 地域包括支援センターの設置主体は市町村です。正しくは:地域包括支援センターの設置主体は市町村です。選びやすい理由:公的なサービスであるため、国が直接運営していると誤解する可能性があります。混同注意:国の機関(例:国立リハビリテーションセンター)と市町村の機関(例:保健センター、地域包括支援センター)の区別。
- 2. 地域包括支援センターの主な業務は、介護予防ケアマネジメントや総合相談、権利擁護などで、福祉用具の販売は行いません。福祉用具の販売は民間の事業者が行います。正しくは:地域包括支援センターは福祉用具の販売は行いません。介護予防ケアマネジメント、総合相談、権利擁護などが主な業務です。選びやすい理由:高齢者支援の一環として福祉用具も取り扱っていると勘違いするかもしれません。混同注意:介護保険制度における福祉用具の貸与・購入費支給の役割と、地域包括支援センターの役割。
- 3. 地域包括支援センターは、通常、日中の開所時間で業務を行っており、原則として24時間体制ではありません。緊急時の対応は関係機関と連携して行われます。正しくは:地域包括支援センターは、通常、日中の開所時間で業務を行います。選びやすい理由:在宅生活を支える重要な機関であるため、緊急時対応として24時間対応していると誤解する可能性があります。特に緊急通報システムや訪問介護・看護の一部サービスは24時間対応があるため、混同しやすいです。混同注意:居宅介護支援事業所の緊急時連絡体制や、訪問介護・訪問看護の24時間対応サービスとの混同。
- 4. 正解。地域包括支援センターの重要な業務の一つに、高齢者虐待の早期発見・対応や成年後見制度の活用支援など、高齢者の権利擁護があります。正しくは:この記述は正しいです。
- 5. 地域包括支援センターの人員基準に定められている専門職は、保健師(または経験のある看護師)、社会福祉士、主任介護支援専門員です。正しくは:地域包括支援センターの人員基準に定められている専門職は、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員です。選びやすい理由:作業療法士が高齢者の生活支援に関わる機会が多いため、配置されていると誤解する可能性があります。混同注意:訪問リハビリテーション事業所、通所リハビリテーション事業所、介護老人保健施設などのリハビリテーション専門職の配置基準と、地域包括支援センターの専門職配置基準。
国試ポイント
地域包括支援センターの役割、特にその業務内容と設置主体、人員基準について正確に理解しているかを問う問題です。高齢者支援の中核機関としての多岐にわたる機能を把握しているかが重要となります。
混同注意
地域包括支援センターの業務と、居宅介護支援事業所、各介護サービス事業所(訪問介護、通所介護など)の業務、または市町村の他の部署(例:介護保険課)の業務を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合は、地域包括支援センターの五つの主要業務(総合相談支援、権利擁護、包括的・継続的ケアマネジメント支援、介護予防ケアマネジメント、地域づくり)の詳細、各業務における具体的な活動内容、そして関連法規(介護保険法、高齢者虐待防止法など)からの出題が考えられます。また、設置主体が市町村であること、および必須の配置職種(保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員)は頻出なので再度確認が必要です。
関連知識
介護保険法における地域包括支援センターの位置づけ、設置根拠、主な事業内容(総合相談支援事業、権利擁護事業、包括的・継続的ケアマネジメント支援事業、介護予防ケアマネジメント事業)、人員配置基準。特に高齢者虐待防止法との関連も重要です。