腰神経叢に含まれるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
大腿神経は、腰神経叢(主にL2, L3, L4)から派生する主要な神経であり、大腿前面の筋群(大腿四頭筋、縫工筋、腸腰筋の一部など)や大腿前面および下腿内側の皮膚の感覚を支配します。他の選択肢の神経はすべて仙骨神経叢に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 陰部神経は仙骨神経叢(S2-S4)から派生する神経です。正しくは:陰部神経は仙骨神経叢から派生する。選びやすい理由:下腹部や骨盤底に関連するため、腰神経叢と混同しやすいが、支配領域が異なる。混同注意:腰神経叢と仙骨神経叢の支配領域や構成神経を混同しやすい。
- 2. 下殿神経は仙骨神経叢(L5-S2)から派生する神経です。正しくは:下殿神経は仙骨神経叢から派生する。選びやすい理由:大殿筋を支配するため、腰部や殿部と関連が深く、腰神経叢と勘違いしやすい。混同注意:殿部を支配する神経はすべて仙骨神経叢であるという知識が曖昧だと誤解しやすい。
- 3. 坐骨神経は仙骨神経叢(L4-S3)から派生する、体で最も太い神経です。正しくは:坐骨神経は仙骨神経叢から派生する。選びやすい理由:下肢全体を支配し、腰部の痛みと関連が深いため、腰神経叢の一部だと誤認しやすい。混同注意:腰部から始まる神経痛の原因となるため、腰神経叢と直接関係すると誤解しやすいが、実際は仙骨神経叢由来である。
- 4. 上殿神経は仙骨神経叢(L4-S1)から派生する神経です。正しくは:上殿神経は仙骨神経叢から派生する。選びやすい理由:中殿筋や小殿筋を支配し、股関節の機能に重要であるため、腰神経叢と関連があるように感じるが、これは仙骨神経叢の構成要素である。混同注意:上殿神経と下殿神経が共に仙骨神経叢の一部であることを忘れていると、どちらか一方が腰神経叢であると勘違いしやすい。
- 5. 正解。大腿神経は腰神経叢(L2-L4)から派生し、大腿前面の筋群(大腿四頭筋など)や皮膚の感覚を支配します。これは腰神経叢の主要な終枝の一つです。
国試ポイント
神経叢の構成神経とその支配領域に関する基本的な知識が問われています。特に腰神経叢と仙骨神経叢の主要な構成神経を区別できるかが重要です。
混同注意
腰神経叢と仙骨神経叢の構成神経を混同しやすい。特に、支配領域が隣接しているため、どちらの神経叢に属するか曖昧になりやすい。例えば、坐骨神経が腰神経叢由来と誤解されやすい。
次に同じ論点が出たら
今後、この論点が出題された場合、他の神経叢(頸神経叢、腕神経叢、仙骨神経叢など)の主要な構成神経と、それぞれの支配筋・支配皮膚領域について問われる可能性が高い。また、特定の神経損傷時の症状についても理解しておく必要がある。
関連知識
腰神経叢(L1-L4)の主な構成神経:腸骨下腹神経、腸骨鼠径神経、外側大腿皮神経、大腿神経、閉鎖神経。仙骨神経叢(L4-S4)の主な構成神経:上殿神経、下殿神経、坐骨神経(総腓骨神経、脛骨神経)、後大腿皮神経、陰部神経。