あるスクリーニングテストの結果を表に示す。このテストの感度はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第52回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
感度とは、疾患を有する者のうち、テストが陽性となる割合を示す指標である。与えられた表では、「疾患あり」の総数が25人、そのうち「テスト陽性」が20人であるため、感度は20人 / 25人 = 0.8となり、80%である。
選択肢ごとの解説
- 1. 誤り。感度の計算式を誤っている。正しくは:20人 / 25人 = 0.8 = 80%選びやすい理由:20人という数字が複数回出現するため、他の数字と混同しやすい。混同注意:計算式や分母を誤解している可能性。
- 2. 誤り。感度の計算式を誤っている。正しくは:20人 / 25人 = 0.8 = 80%選びやすい理由:特異度(30人 / 50人 = 60%)の計算を誤って40%と判断したり、何らかの誤った比率を算出したりする可能性。混同注意:特異度など他の指標や、計算における分母の取り違え。
- 3. 誤り。感度の計算式を誤っている。これは「テスト陽性者のうち疾患ありの割合(陽性反応適中度)」でもなく、「疾患ありと疾患なしの合計に対するテスト陽性の割合」でもない。正しくは:20人 / 25人 = 0.8 = 80%選びやすい理由:「疾患あり」のテスト陽性者数(20人)が、全疾患あり患者数(25人)の半分に近いと感じたり、何らかの誤った比率を算出したりする可能性。混同注意:陽性反応適中度(20人 / 40人 = 50%)と混同している可能性が高い。
- 4. 誤り。感度の計算式を誤っている。これは特異度(30人 / 50人 = 60%)の数値である。正しくは:20人 / 25人 = 0.8 = 80%選びやすい理由:特異度(疾患なしの人のうちテスト陰性の割合)の計算結果が60%なので、この数字を選びやすい。混同注意:感度と特異度を混同している可能性。
- 5. 正解。正解。感度は、疾患ありの人のうちテスト陽性であった割合で計算される。問題の表から、疾患ありの総数は25人、そのうちテスト陽性だったのは20人である。したがって、感度は 20人 / 25人 = 0.8 = 80% となる。
国試ポイント
スクリーニングテストの感度・特異度・陽性反応適中度・陰性反応適中度に関する定義と計算方法を理解しているか。
混同注意
特異度、陽性反応適中度、陰性反応適中度と混同しやすい。感度は「疾患ありの人をどれだけ正しく陽性と判定できるか」、特異度は「疾患なしの人をどれだけ正しく陰性と判定できるか」を示す。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、まず問題が感度・特異度・陽性反応適中度・陰性反応適中度のいずれを問うているかを確認する。次に、該当する計算式の分子と分母に、2x2分割表のどの数値を当てはめるべきかを正確に判断する。
関連知識
特異度 = 疾患なしでテスト陰性者数 / 疾患なしの総数。陽性反応適中度 = テスト陽性で疾患あり者数 / テスト陽性者総数。陰性反応適中度 = テスト陰性で疾患なし者数 / テスト陰性者総数。