骨粗鬆症で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第59回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
原発性骨粗鬆症は、閉経後骨粗鬆症や老人性骨粗鬆症など、基礎疾患がなく発生するものであり、骨粗鬆症患者の大多数を占めます。続発性骨粗鬆症は、内分泌疾患、薬剤、長期臥床などが原因で起こりますが、その頻度は原発性に比べて少ないです。
選択肢ごとの解説
- 1. 女性ホルモンの減少(特に閉経後)が骨密度低下に大きく影響するため、男性よりも女性の方が発症頻度が高いです。正しくは:男性と比較して女性の方が発症頻度は高いとされます。選びやすい理由:一般的な疾患では男性に多いものもあるため、知識が曖昧だと誤解しやすいかもしれません。混同注意:他の生活習慣病や加齢性疾患の性差
- 2. 遺伝的要因は骨密度や骨の構造に影響を及ぼすため、骨粗鬆症の発症に少なからず影響を与えます。家族歴は危険因子の一つとされています。正しくは:遺伝的な要因も発症に影響を与えます。選びやすい理由:環境要因や生活習慣が強調されることが多いため、遺伝的要因の影響を過小評価しやすいかもしれません。混同注意:骨粗鬆症は生活習慣病としての側面もあるため、遺伝の関与が軽視されがちであること
- 3. 正解。骨粗鬆症の大多数は、閉経後骨粗鬆症や老人性骨粗鬆症に代表される原発性であり、続発性のものは少数です。選びやすい理由:骨粗鬆症の原因は多岐にわたるため、続発性のものも多いと誤解する可能性があります。混同注意:続発性骨粗鬆症の原因疾患の多様性
- 4. 骨粗鬆症性骨折の好発部位は、脊椎(椎体)、大腿骨近位部、橈骨遠位端の3箇所ですが、最も多いのは脊椎圧迫骨折です。正しくは:骨折が発生しやすい部位としては、脊椎(椎体)が最も多いとされています。選びやすい理由:大腿骨近位部骨折は生命予後やADLに与える影響が大きいため、最も多いと誤解しやすいです。また、メディアで報道される機会が多い印象も影響するかもしれません。混同注意:生命予後やADLへの影響が大きい骨折部位と、発生頻度が最も高い部位
- 5. 日本における骨粗鬆症の患者数は、推定で約1,000万人以上とされており、100万人という数字は過小評価です。特に高齢化が進む日本では増加傾向にあります。正しくは:日本における患者数はおよそ1,000万人以上です。選びやすい理由:正確な疫学データを覚えていない場合、大体の数字で判断しようとしてしまうかもしれません。混同注意:他の疾患の患者数や、古い統計データ
国試ポイント
骨粗鬆症の病型分類(原発性と続発性)とその頻度、性差、遺伝的要因、好発骨折部位、患者数といった疫学的特徴を理解することが重要です。
混同注意
原発性と続発性の区別は、原因疾患の有無によって判断します。続発性は他の疾患や薬剤が原因であるため、その治療も同時に行う必要があります。
次に同じ論点が出たら
骨粗鬆症の分類に関する問題では、原発性骨粗鬆症が最も多く、続発性は特定の内分泌疾患や薬剤などが原因であることを確認して判断します。
関連知識
骨粗鬆症の病態生理(骨吸収と骨形成のバランス)、診断基準(骨密度測定、脆弱性骨折の有無)、治療法(薬物療法、運動療法、食事療法)についても関連付けて覚える。