SIASで使用する検査器具はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第57回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・3番
解説
SIASは、脳卒中後の機能障害を評価するための尺度です。主要な評価項目の中に、上肢機能の「手指機能(握力)」があり、これは握力計を用いて評価します。また、麻痺側の「腱反射」の評価も含まれており、これには打腱器が必要です。したがって、握力計と打腱器がSIASの評価に不可欠な検査器具となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 音叉は振動覚の検査に用いますが、SIASでは振動覚の評価項目はありません。正しくは:音叉は振動覚を評価する際に使用される道具です。選びやすい理由:感覚評価の一部として選択肢に含まれているため、誤って選ぶ可能性があります。混同注意:他の感覚検査で使用される道具と混同しやすいです。
- 2. 正解。SIASには「手指機能(握力)」の項目があり、その評価に握力計を使用します。
- 3. 正解。SIASには「腱反射」の項目があり、その評価に打腱器を使用します。
- 4. SIASには時間測定を伴う項目(例:協調運動の反復回数など)はありますが、秒針付き時計を直接の検査器具として明記しているわけではありません。多くの場合、口頭指示や動作観察で評価されます。正しくは:SIASの評価項目の中には時間測定を要するものはなく、秒針付き時計を必須の検査器具として使用することはありません。選びやすい理由:他の評価バッテリーで時間測定が重要なため、SIASでも必要だと誤解しやすいです。混同注意:他の運動機能評価スケールで時間測定が必要な項目と混同しやすいです。
- 5. 30cmメジャーはROM測定や長さの評価に用いますが、SIASの評価項目で直接30cmメジャーを使うものはありません。正しくは:30cmメジャーは関節可動域測定などに用いる道具であり、SIASの評価項目には含まれていません。選びやすい理由:身体測定や他の理学療法評価でよく使われるため、必要だと思い込みやすいです。混同注意:関節可動域測定や麻痺肢の長さ測定など、他の身体機能評価と混同しやすいです。
国試ポイント
SIASの評価項目と、それぞれの項目を評価するために必要な具体的な検査器具を理解しているかを問う問題です。特定の評価尺度の内容を細部まで覚えているか、実臨床での知識が問われます。
混同注意
他の神経学的検査や身体機能評価で用いられる一般的な検査器具と、SIASに特有の検査器具を混同しやすい点が注意です。特に感覚検査や時間測定に関連する道具は、SIASには直接関係ないため、区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
次回同じ論点が出た場合、SIASの他の評価項目(例:麻痺側関節可動域、筋緊張、感覚、協調性など)や、他の主要な評価スケールの必須器具について問われる可能性があります。各評価尺度の具体的な実施方法まで理解しているかが重要です。
関連知識
SIASの各評価項目の内容、各項目が何を評価しているのか、および他の主要な脳卒中評価スケール(例:Fugl-Meyer評価、NIHSS、バーセルインデックスなど)の概要とその評価項目、必要な道具についても関連付けて学習すると良いでしょう。