革細工で使用する道具はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第61回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3・5番
解説
モデラは革の表面に装飾や立体感を出すために用いられ、スーベルカッターは革のカービング作業で複雑な線を描く際に不可欠な工具です。これらはどちらもレザークラフトにおける重要な専門道具として認識されています。
選択肢ごとの解説
- 1. 切弓は弓のこぎりの一種で、木材や金属の曲線切りなどに使用される工具です。革細工では通常使用されません。正しくは:革細工には切弓ではなく、革包丁やカッターナイフなどが使用されます。選びやすい理由:「切る」という言葉から、何らかの切断用具と連想されるかもしれませんが、用途が異なります。混同注意:レザークラフトの裁断用具(革包丁、カッター)と混同する可能性があります。
- 2. 整経台は織物の準備工程である整経(たて糸を整える作業)で使う道具です。レザークラフトとは関係ありません。正しくは:整経台は織物工芸の道具です。革細工には、菱目打ちや革漉き機などが使用されます。選びやすい理由:「台」という形状から、作業台の一種と捉えてしまうかもしれませんが、織物専用の道具です。混同注意:革を固定する作業台や作業マットなどと混同する可能性があります。
- 3. 正解。モデラ(モデリングツール)は、革の表面に模様を描いたり、凹凸をつけたりして形を整えるために使用する工具です。レザークラフトにおいて表現力を高める重要な道具の一つです。選びやすい理由:一見すると何に使うか分かりにくいかもしれませんが、革の加工において使われる道具です。混同注意:カービングツールや刻印など、他の加飾用具と混同する可能性がありますが、広義にはこれらもモデラの機能の一部として含まれます。
- 4. たたら板は陶芸で粘土の厚みを均一にする際に使用される板です。レザークラフトとは関連がありません。正しくは:たたら板は陶芸の道具です。革の厚みを調整する際は、革漉き機や革包丁などを使用します。選びやすい理由:「板」という言葉から作業台の一部かと誤解するかもしれませんが、陶芸専門の道具です。混同注意:レザークラフトで使う作業マットやカッティングボードなどと混同する可能性があります。
- 5. 正解。スーベルカッターは、レザークラフト、特に革のカービングにおいて、革の表面にデザインの線(カットライン)を入れるための専門工具です。刃が回転する構造で、スムーズな曲線を描くことができます。選びやすい理由:「カッター」という名前から一般的なカッターナイフと混同するかもしれませんが、レザークラフト特有の非常に重要な道具です。混同注意:一般的なカッターナイフや革包丁など、他の切断用具と混同する可能性がありますが、こちらは特にカービングデザインの線引きに特化しています。
国試ポイント
作業療法士国家試験では、革細工を含む様々な工芸活動で使用される道具や材料に関する知識が問われます。特に、それぞれの道具がどのような目的で、どのような素材に対して使われるのかを正確に理解しているかが重要です。複数の正答肢を選択させる形式は、消去法だけでなく確実な知識が求められます。
混同注意
各選択肢が、他の工芸(木工、織物、陶芸など)で使われる道具であるため、それぞれの工芸と道具の組み合わせを正確に記憶しておく必要があります。特に名前から用途が想像しにくい専門用語は混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、他の代表的な工芸(木工、陶芸、織物など)で用いられる特徴的な道具、または各工芸における主要な作業工程とそれに必要な道具の組み合わせを問う問題が出ると考えられます。特に、具体的な道具名とその機能を結びつける知識が試されます。
関連知識
木工:のこぎり、かんな、のみ、金槌、やすり。陶芸:ろくろ、こて、へら、たたら板、釉薬。織物:織り機、シャトル、筬、整経台。七宝:金網、七宝釉、焼成炉。園芸:スコップ、はさみ、じょうろ。