スプリントの型紙で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
長対立スプリントは、母指を対立位に保持し、手関節は軽度背屈位に固定することで、母指の機能的活動を促し、主に正中神経麻痺による母指対立運動障害の改善を目的として使用されます。これは、母指と示指の間に円筒状の物体を把持するような形を保持するスプリントであり、型紙として代表的なものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。長対立スプリントは、母指の対立運動障害に対して、母指を対立位、手関節を軽度背屈位に固定する代表的なスプリントであり、型紙としてよく知られています。選びやすい理由:他の選択肢もスプリントの名称として存在するため、知識があいまいだと迷いやすいです。混同注意:コックアップ・スプリントや短対立スプリント
- 2. コックアップ・スプリントは、手関節を背屈位に保持するスプリントであり、長対立スプリントとは目的と固定肢位が異なります。型紙として「コックアップ・スプリント」という名称の型紙は一般的ではありません。正しくは:手関節を背屈位に固定するスプリントですが、「型紙」として代表的な名称ではありません。選びやすい理由:コックアップ・スプリント自体は一般的なスプリントの名称であるため、正しいと錯覚しやすいです。混同注意:長対立スプリントやその他の手関節スプリント
- 3. 標準型夜間用スプリントという特定の型紙の名称は一般的ではありません。夜間用スプリントは、関節の安静保持や拘縮予防に用いられますが、「標準型」という名称で型紙が特定されることは稀です。正しくは:夜間用スプリントは存在するが、「標準型夜間用スプリント」という型紙は一般的ではない。選びやすい理由:夜間用スプリントは実際に存在するため、選択肢として妥当に感じやすいです。混同注意:様々な目的の夜間スプリント
- 4. 尺側偏位防止スプリントは、尺側偏位を予防する目的のスプリントですが、「型紙」という文脈で代表的な名称ではありません。特定のデザインを指す名称としては適切ですが、スプリントの種類として代表的な型紙の名称ではありません。正しくは:尺側偏位防止スプリントは存在するが、「型紙」として代表的な名称ではありません。選びやすい理由:尺側偏位という病態はよく知られており、それを防止するスプリントも存在するため、正しいと選びやすいです。混同注意:他の尺側偏位用スプリントや、疾患別スプリント
- 5. エンゲン型把持スプリントという名称は一般的ではなく、特定の型紙として認識されていません。正しくは:エンゲン型把持スプリントという名称は一般的ではない。選びやすい理由:「把持」という言葉が手の機能に関連するため、もっともらしいと感じるかもしれませんが、一般的なスプリントの型紙の名称ではありません。混同注意:様々な把持補助スプリント
国試ポイント
スプリントの型紙とその適応疾患、そして固定肢位を正確に覚えることが重要です。
混同注意
各スプリントの名称と目的、固定肢位が混同しやすいため、イラストや写真を参考にしながら覚えることが効果的です。特に、コックアップ・スプリントと長対立スプリントは、手関節と母指の固定という点で混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が出た場合は、各スプリントの名称、適応疾患、固定肢位、そして目的を正確に把握しているかを確認します。
関連知識
スプリントの素材(熱可塑性プラスチックなど)、製作過程、装着時の注意点、リハビリテーションにおける役割についても理解しておくことが望ましいです。また、疾患別に使用される代表的なスプリントの種類も関連知識として重要です。