Barthel Indexの評価項目で車椅子とベッド間の移乗に含まれないのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第57回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
Barthel Indexにおける『車椅子とベッド間の移乗』の評価項目は、車椅子からベッドへ安全に移動する一連の動作、およびそれに直接関連する準備(ブレーキ操作、フットサポート調整など)を対象とします。『靴を脱ぐ』という行為は、移乗後の活動(例:就寝準備)の一部とみなされ、直接的な移乗動作の自立度を測るものではありません。これはBarthel Indexの他の項目(例:更衣)で評価される可能性のある行為です。
選択肢ごとの解説
- 1. これは車椅子からベッドへの移乗動作の核心部分であり、Barthel Indexの移乗項目で評価される主要な要素です。正しくは:正しい選択肢は『靴を脱ぐ』です。選びやすい理由:移乗動作における具体的な一連の流れとして考えられやすいため、含んでいそうだと誤解される可能性があります。混同注意:『移乗』という行為全体のイメージと、Barthel Indexが評価する『移乗』の具体的な範囲を混同しやすいです。
- 2. 安全な移乗を行う上で必須の準備動作であり、Barthel Indexの評価項目にはこのような準備行為も含まれます。正しくは:正しい選択肢は『靴を脱ぐ』です。選びやすい理由:移乗の安全確保のために重要な動作なので、評価項目に含まれると判断されやすいです。混同注意:補助的な動作と主要な動作の区別を誤解しやすいです。
- 3. フットサポートは移乗時に邪魔になるため、これを上げておくことは安全かつスムーズな移乗の準備としてBarthel Indexの評価項目に含まれます。正しくは:正しい選択肢は『靴を脱ぐ』です。選びやすい理由:移乗時の準備として当然行うべき動作なので、評価項目だと考えられやすいです。混同注意:車椅子の操作と移乗動作の関連性を混同しやすいです。
- 4. 正解。Barthel Indexの『移乗』項目は、車椅子からベッドへの移動そのものと、そのための直接的な準備(ブレーキ、フットサポート調整など)を評価します。『靴を脱ぐ』行為は、移乗に伴う二次的な行動であり、直接的な移乗動作の自立度を測るものではないため、評価項目には含まれません。これは『更衣』や『整容』の項目で評価される内容に近いです。
- 5. 車椅子からベッドへ移った後、最終的に臥位になることは移乗の一連の動作として含まれます。ここまでの動作が可能かどうかが評価されます。正しくは:正しい選択肢は『靴を脱ぐ』です。選びやすい理由:移乗後の最終的な体位なので、当然評価範囲内だと判断されやすいです。混同注意:『移乗』が完了する範囲をどこまでと捉えるか、その定義を混同しやすいです。
国試ポイント
Barthel Indexの各評価項目の具体的な内容と、それぞれが評価する動作の範囲を正確に理解しているかが問われています。特に、関連するが直接は含まれない行為を区別できるかがポイントです。
混同注意
Barthel Indexの他の項目(更衣、整容など)の評価内容や、日常的な動作の一連の流れ全体と、特定の評価項目が対象とする範囲を混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
同じ論点が出た場合、Barthel Indexの各項目の定義や具体的な評価基準、特に『何が含まれ、何が含まれないか』という境界線を問う問題が予想されます。例えば、他のADL項目における具体的な動作(例:『食事』項目における食器の準備や片付けが含まれるか)や、FIMとの違いなども確認すると良いでしょう。
関連知識
Barthel Indexの10項目(食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、更衣、排便コントロール、排尿コントロール)とその採点基準、各項目で評価される具体的な動作の範囲。ADL評価の目的と他のADL評価尺度(FIMなど)との比較。