Brodmannにより決定された皮質領野で一次運動野に相当するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
Brodmannの4野は、大脳皮質における一次運動野(Primary Motor Cortex)として知られています。この領域は、身体の随意運動の計画と実行に深く関与しています。各選択肢の他のBrodmann野もそれぞれ特定の機能を持つ重要な領域ですが、一次運動野ではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 1野は一次体性感覚野の一部であり、一次運動野ではありません。正しくは:一次体性感覚野(頭頂葉)です。選びやすい理由:一次感覚野と近い番号なので、運動野と混同しやすいかもしれません。混同注意:一次体性感覚野(3, 1, 2野)
- 2. 正解。Brodmannの4野は、一次運動野(Primary Motor Cortex)に相当します。ここは大脳皮質において随意運動の実行を司る主要な領域です。
- 3. 17野は一次視覚野であり、後頭葉に位置しています。運動機能とは直接関係ありません。正しくは:一次視覚野(後頭葉)です。選びやすい理由:感覚野の一つですが、運動野ではありません。混同注意:一次視覚野
- 4. 22野はウェルニッケ野の一部であり、側頭葉に位置する言語理解に関わる領域です。運動野ではありません。正しくは:ウェルニッケ野(言語理解、側頭葉)です。選びやすい理由:特定の機能を持つ重要な領域ですが、運動機能とは異なります。混同注意:ウェルニッケ野(言語理解)
- 5. 44野はブローカ野の一部であり、前頭葉に位置する言語産生に関わる領域です。運動野ではありません。正しくは:ブローカ野(言語産生、前頭葉)です。選びやすい理由:言語に関する重要な領域であり、4野と同じ前頭葉にありますが、役割が異なります。混同注意:ブローカ野(言語産生)
国試ポイント
Brodmannの皮質地図における主要な機能局在を正確に理解しているかを問う問題です。特に、一次感覚野、一次運動野、一次視覚野、そして主要な言語野の番号と機能を結びつけられるかが重要となります。
混同注意
Brodmann野の番号が多いため、それぞれの番号と機能を混同しやすいです。特に、一次運動野(4野)、一次体性感覚野(3,1,2野)、一次視覚野(17野)、一次聴覚野(41,42野)、ブローカ野(44,45野)、ウェルニッケ野(22野)などは頻出のため、整理して覚える必要があります。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、Brodmann野の他の重要な領域(例:一次体性感覚野、一次視覚野、一次聴覚野、ブローカ野、ウェルニッケ野など)の番号と機能、あるいはそれらの損傷による症状について問われる可能性があります。
関連知識
大脳皮質の機能局在、中心溝前後の構造(中心前回、中心後回)、大脳皮質を流れる錐体路などの運動経路。