上腕切断の適応義手を検討するための切断レベルを算出する式において、Aにあてはまるのはどれか。断端長A×100=上腕切断(%)

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
上腕切断の切断レベル(%)は、断端長を上腕長で割って100を掛けて求めます。式のAは上腕長で、図では肩峰から上腕骨外側上顆までの長さを示す②にあたります(公式正答2)。
選択肢ごとの解説
- 1. ①は肩峰から指先までの上肢長で、上腕切断の切断レベルの算出には用いません。正しくは:正しくは『切断された上肢の標準的な長さ』が入ります。選びやすい理由:単純な比率計算と誤解すると、誤って選択してしまう可能性があります。混同注意:他の義手関連の計算式や、単純な割合計算と混同する可能性があります。
- 2. 正解。②は肩峰から上腕骨外側上顆までの上腕長で、式のAにあたります。
- 3. ③は上腕長(②)とは起点・終点が異なる長さで、式のAにはあたりません。正しくは:正しくは『切断された上肢の標準的な長さ』が入ります。選びやすい理由:数学的な比例計算をイメージし、何らかの定数が当てはまるのではないかと誤解するかもしれません。混同注意:特定の計算式における定数や、他の種類の比率計算と混同する可能性があります。
- 4. ④は上腕長ではなく、式のAにはあたりません。正しくは:正しくは『切断された上肢の標準的な長さ』が入ります。選びやすい理由:単純な分数計算の一部として、定数が入ると考えるかもしれません。混同注意:特定の比率計算における定数や、その他の物理量の計算と誤って関連付ける可能性があります。
- 5. ⑤は前腕にかかる長さで、上腕切断の算出に用いる上腕長ではありません。正しくは:正しくは『切断された上肢の標準的な長さ』が入ります。選びやすい理由:数学的な比率の定数部分と勘違いする可能性があります。混同注意:一般の数学の問題と混同し、特定の値が入ると誤解する可能性があります。
国試ポイント
義手の適応や種類を判断するための基礎知識として、切断レベルの算出方法やその基準を理解しているかが問われています。特に上肢切断の評価における身体計測値の重要性がポイントです。
混同注意
上腕切断のレベル算出において、単に『断端長』や『残存長』といった言葉と混同する可能性があります。また、他の部位の切断レベル算出式との違いや、単なる数学的な比例計算と誤解する場合があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、他の部位(例:前腕、大腿、下腿)の切断レベル算出式や、その際に基準となる身体部位の名称(例:橈骨、尺骨、大腿骨、脛骨)を問う問題が出る可能性があります。また、各切断レベルに応じた義手の種類(例:装飾用義手、能動義手、筋電義手)と、それぞれの特徴・適応についても確認が必要です。
関連知識
切断の種類(先天性、後天性)、切断レベルの分類(上腕、前腕、大腿、下腿など)、各レベルに応じた義手の種類と特徴、義手選択のプロセス、義手適合のための身体計測の基本。