車椅子の写真(別冊No. 4)を別に示す。使われている部品はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
写真には車椅子の後輪付近が写っており、その車輪固定ブレーキがトグルレバー式であることが明確に確認できます。トグル式ブレーキは、レバーを動かすことでブレーキシューをタイヤに押し当てて車輪の回転を機械的に停止させる機構です。
選択肢ごとの解説
- 1. 写真に写っているのは車輪固定ブレーキであり、リクライニング式バックサポートは写っていません。リクライニング式バックサポートは背もたれの角度を調整する機能です。正しくは:リクライニング式バックサポートは背もたれの角度を調整できる機能を持つバックサポートです。選びやすい理由:車椅子の多機能性を連想させる選択肢ですが、写真との直接的な関連性はありません。混同注意:チルト式車椅子、またはリクライニング機構と混同しやすいです。
- 2. 写真に写っているのは車輪固定ブレーキであり、開き式フット・レッグサポートは写っていません。開き式フット・レッグサポートは乗り降りの際に横に開閉できる機能を持つ足台です。正しくは:開き式フット・レッグサポートは、車椅子の乗り降りを容易にするために横に開閉できる足部支持台です。選びやすい理由:車椅子利用者の乗り降りの利便性に関する部品を連想させますが、写真の部位とは異なります。混同注意:エレベーティングフットサポートやスイングアウトフットサポートと混同しやすいです。
- 3. 写真に写っているのは車輪固定ブレーキであり、デスク型アームサポートは写っていません。デスク型アームサポートは、テーブルなどでの作業に適した形状のアームサポートです。正しくは:デスク型アームサポートは、机やテーブルの下に車椅子を近づけやすいように、前方が短く設計された肘掛けです。選びやすい理由:アームサポートの種類の一つとして知られていますが、写真の部位とは無関係です。混同注意:着脱式アームサポートや跳ね上げ式アームサポートなど、他のアームサポートのタイプと混同しやすいです。
- 4. 写真に写っているのは車輪固定ブレーキであり、ノブ付きハンドリムは写っていません。ノブ付きハンドリムは、把持力が弱い利用者が車輪を操作しやすいように、ハンドリムに突起(ノブ)が付いているものです。正しくは:ノブ付きハンドリムは、手の把持力が低下している利用者が駆動輪を操作しやすくするための、ハンドリムに突起が付けられた部品です。選びやすい理由:駆動輪の操作性向上に関する部品として考えられますが、写真のブレーキ部分とは異なります。混同注意:ビニールコーティングハンドリムや小径ハンドリムなど、他のハンドリムのタイプと混同しやすいです。
- 5. 正解。写真には車椅子の後輪付近が写っており、車輪を固定するためのレバー状のブレーキがはっきりと確認できます。このブレーキは、レバーを押し下げる(または引き上げる)ことで車輪を固定する「トグル式ブレーキ」の形状をしています。選びやすい理由:複数のブレーキの種類があるため、他のブレーキと混同することもありますが、特徴的なレバーの形状から判断できます。混同注意:ドラム式ブレーキやティッピングレバーなど、他の車椅子の操作部と混同しやすいですが、トグル式ブレーキは車輪固定に特化したレバーの形状で識別できます。
国試ポイント
車椅子の各部位の名称と機能、特にブレーキの種類と操作方法を正確に覚えることが重要です。日常生活用具としての車椅子の構造理解が問われています。
混同注意
ドラム式ブレーキ(介助用)やティッピングレバーなど、他の車椅子部品と混同しないように注意が必要です。それぞれ操作方法や用途が異なります。
次に同じ論点が出たら
車椅子の特定部品を問う問題が出た場合は、まず写真全体を詳細に確認し、写っている部分がどの選択肢の部品に該当するかを一つずつ照合して判断します。特に、操作部や機能が明確にわかる部分に注目します。
関連知識
車椅子のブレーキには、トグル式(利用者が操作しやすい)、ドラム式(介助者が操作しやすい)、ディスクブレーキなど様々な種類があります。利用者の身体能力や用途に応じて適切なブレーキを選択することが重要です。また、フットサポートやアームサポートも様々なタイプがあり、それぞれの特徴を理解しておくべきです。