図の遠城寺式乳幼児分析的発達検査表の結果から考えられる移動運動の発達月数で正しいのはどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第54回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
遠城寺式乳幼児分析的発達検査表では、各領域で合格(○)が連続している最も上の項目の月齢を、その領域の発達月数とします。図の移動運動では、下から「首がすわる」(0:4の項目)まで○が続き、その上の「横向きに寝かせると寝がえりをする」(0:5の項目)が×となっています。したがって移動運動の発達月数は4〜5か月です(公式正答2)。上の方に○があっても、連続していない合格は発達月数に含めません。
選択肢ごとの解説
- 1. 移動運動では0:4の項目「首がすわる」まで連続して合格しているため、3〜4か月ではありません。正しくは:連続して合格した最上位の項目は0:4の項目なので、4〜5か月です。
- 2. 正解。移動運動で連続して合格(○)している最も上の項目は0:4の「首がすわる」であり、その上の0:5の項目が不合格(×)です。したがって発達月数は4〜5か月です。
- 3. 0:5の項目「横向きに寝かせると寝がえりをする」が不合格(×)であるため、5〜6か月には達していません。正しくは:連続して合格した最上位の項目は0:4の項目なので、4〜5か月です。
- 4. 0:6の項目「腹ばいで体をまわす」は合格していますが、その下の項目が不合格のため連続しておらず、発達月数には含めません。正しくは:連続して合格した最上位の項目は0:4の項目なので、4〜5か月です。選びやすい理由:上方にある合格項目に引きずられて高く判定してしまうためです。混同注意:連続した合格と、とびとびの合格の扱い。
- 5. 0:7以上の項目は不合格(×)であり、7〜8か月には達していません。正しくは:連続して合格した最上位の項目は0:4の項目なので、4〜5か月です。
国試ポイント
遠城寺式乳幼児分析的発達検査表の判定方法(連続して合格した最上位の項目の月齢を発達月数とする)を理解し、検査表から発達月数を読み取れるかが問われています。
混同注意
連続していない上方の合格(「腹ばいで体をまわす」の○など)を含めて判定すると、発達月数を高く見積もってしまいます。
次に同じ論点が出たら
今後同様の問題が出題された場合は、まず『どの発達検査か』『どの発達領域か』を確認し、次に『図中のどの部分から該当情報を読み取るか』を慎重に判断する必要があります。また、発達年齢の算出方法(どの項目まで達成しているか)も正確に把握しておくべきです。
関連知識
遠城寺式乳幼児分析的発達検査表の他に、津守・稲毛式乳幼児精神発達診断法やK式発達検査などの主要な発達検査についても、各領域の名称、検査対象月齢、評価方法の概要を理解しておく必要があります。