FIMで4点(最小介助)となるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第53回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
FIMの最小介助(4点)は、介助者が対象者の身体に軽く触れる程度(touching)の介助、または動作全体の25%未満を代行する介助を指します。食事の際に皿に残った食べ物をかき集める介助は、食事動作全体のごく一部を補助するものであり、軽い身体的接触やわずかな代行で完遂できるため、この基準に合致します。他の選択肢は、準備・段取りの介助(5点または6点)や、より介助度が高い可能性のあるもの(3点)に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. これは監視または準備・段取りの介助であり、身体的な接触介助の度合いとしてはFIMの4点(最小介助)よりも軽い介助に分類される可能性があります。完全に装着をしてもらう場合はさらに介助度が高くなります。正しくは:準備・段取りの介助は5点(監視・準備)または6点(修正自立)に該当することが多いです。軽度な接触介助が必要な状況が4点です。選びやすい理由:介助者が触れているため身体的介助と捉えがちですが、FIMでは行為そのものに対する身体的介助の割合が重要です。混同注意:準備・段取り(セットアップ)と実際の動作に対する身体的介助の区別。
- 2. 正解。FIMの最小介助(4点)は、介助者が動作の25%未満を遂行する場合、または身体に軽く触れる(touching)程度の介助を必要とする状況を指します。食器に残った食べ物をかき集める介助は、食事動作全体から見れば小さな割合であり、軽い身体的接触による補助に該当するため、最小介助に分類されます。
- 3. 移乗時に『少しだけ体を持ち上げてもらう』介助は、FIMの4点(最小介助)よりも介助度が高い可能性があり、場合によっては部分介助(3点)に該当する可能性があります。介助者が動作の25%以上50%未満を遂行する場合が部分介助です。正しくは:動作の25%未満の軽度な接触介助であれば4点ですが、「持ち上げる」という表現は通常、それ以上の介助を意味します。選びやすい理由:「少しだけ」という表現から軽度な介助と捉えやすいですが、具体的な動作内容をFIMの基準に照らし合わせる必要があります。混同注意:「最小介助」の『25%未満の介助』と「部分介助」の『25%以上50%未満の介助』の境界。
- 4. トイレットペーパーを畳む行為は、排泄後の清拭動作そのものではなく、その準備段階です。これは準備・段取りの介助であり、FIMでは通常5点(監視・準備)または6点(修正自立)に分類される可能性が高いです。正しくは:準備・段取りの介助は5点(監視・準備)または6点(修正自立)に該当することが多いです。身体的な接触介助が必要な状況が4点です。選びやすい理由:介助者が関与しているため介助ありと判断しやすいですが、身体接触を伴う動作の直接的な介助ではありません。混同注意:準備・段取り(セットアップ)と実際の動作に対する身体的介助の区別。
- 5. 湯温の調整は、シャワーを浴びる準備段階の介助です。これは準備・段取りの介助であり、FIMでは通常5点(監視・準備)または6点(修正自立)に分類される可能性が高いです。正しくは:準備・段取りの介助は5点(監視・準備)または6点(修正自立)に該当することが多いです。身体的な接触介助が必要な状況が4点です。選びやすい理由:入浴動作の一部と捉えがちですが、FIMは具体的な動作(着衣、身体を洗うなど)に対する介助度を評価します。混同注意:準備・段取り(セットアップ)と実際の動作に対する身体的介助の区別。
国試ポイント
FIMの各項目における採点基準、特に『介助の種類(身体的介助、監視・準備)と介助量(代行割合)』の理解が問われています。最小介助(4点)と監視・準備(5点)の違いを明確に区別できるかが重要です。
混同注意
FIMの「最小介助(4点)」と「監視・準備(5点)」、「修正自立(6点)」の区別。特に準備・段取りの介助は身体接触がなくても介助とみなされるため、判断に迷いやすい。
次に同じ論点が出たら
今後FIMの問題が出た場合、各動作(摂食、整容、排泄など)において、介助の種類(身体接触の有無、声かけ、準備)と介助量(動作の何割を介助者が行うか)を正確に読み取り、7段階評価のどこに当てはまるかを判断できるか。特に、セットアップや監視がどの点数に該当するかに注意。
関連知識
FIMの採点基準全般、特に7段階評価(完全自立から全介助まで)の各点の具体的な定義。特に「7点:完全自立」「6点:修正自立」「5点:監視・準備」「4点:最小介助」「3点:部分介助」「2点:最大介助」「1点:全介助」の意味と具体的な事例。