地域障害者職業センターの役割で適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
地域障害者職業センターの主要な役割は、障害者に対する職業評価、職業準備支援(職業準備訓練を含む)、職務開発、職場適応支援(ジョブコーチ支援)、事業主への支援などです。選択肢2の「職業準備訓練」は、この「職業準備支援」に含まれる重要な機能であり、障害者が円滑に就職し、職業生活を継続するために必要な職業能力の開発を目的としています。
選択肢ごとの解説
- 1. 就労定着支援は主に障害者就業・生活支援センター(就労支援A型・B型事業所なども含む)やハローワークの役割であり、地域障害者職業センターの主要な役割ではありません。正しくは:地域障害者職業センターの主な役割は、障害者の職業評価、職業準備支援、職務開発、職場適応支援などです。選びやすい理由:障害者の就労支援全般に関わる機関であるため、定着支援も行っていると思われがちですが、専門分野が異なります。混同注意:障害者就業・生活支援センター(就労・生活支援)や就労移行支援事業所(就労・定着支援)の機能と混同しやすいです。
- 2. 正解。地域障害者職業センターは、障害者が就職に必要な知識、技能、態度を習得するための職業準備支援(職業準備訓練)を主要な業務として提供しています。これは、センターの最も重要な機能の一つです。
- 3. 求人の開拓は、主にハローワーク(公共職業安定所)の役割です。地域障害者職業センターは、個別の障害者の能力や適性に応じた職務開発を行うことはありますが、広範な求人開拓は担当しません。正しくは:地域障害者職業センターは、求人開拓ではなく、個々の障害者に合わせた職務開発や職場適応支援を行います。選びやすい理由:就職支援の一部として求人開拓も含まれるように感じられますが、担当機関が異なります。混同注意:ハローワークの業務内容と混同しやすいです。
- 4. 適応訓練は、主にハローワークが委託して実施するものであり、一般企業などでの実践的な職業訓練を指します。地域障害者職業センターが直接的に『適応訓練』という形で実施するわけではありません。センターが行うのは『職業準備支援』や『職場適応援助(ジョブコーチ支援)』などです。正しくは:地域障害者職業センターは、職業準備支援や職場適応援助(ジョブコーチ支援)を提供します。選びやすい理由:「適応」という言葉から、センターの業務と関連があるように思われますが、具体的な訓練の種類や実施主体が異なります。混同注意:ハローワークが実施を委託する『適応訓練』と、地域障害者職業センターが行う『職場適応援助(ジョブコーチ支援)』を混同しやすいです。
- 5. 職業紹介は、主にハローワーク(公共職業安定所)の役割です。地域障害者職業センターは、職業評価や準備支援を通して就職を支援しますが、直接的な職業紹介は行いません。正しくは:地域障害者職業センターは、職業紹介ではなく、職業評価や職業準備支援、職場適応支援を行います。選びやすい理由:就職支援機関であるため、職業紹介も行っていると誤解されがちです。混同注意:ハローワークの業務内容と混同しやすいです。
国試ポイント
地域障害者職業センターの役割と、ハローワークや障害者就業・生活支援センターなど他の関係機関との役割分担を正確に理解しているかが問われる問題です。各機関の具体的なサービス内容を把握しておくことが重要です。
混同注意
ハローワーク(公共職業安定所)、障害者就業・生活支援センター(就労・生活支援)、就労移行支援事業所、就労継続支援A/B型事業所など、障害者の就労を支援する多様な機関の役割と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後、同様の論点が出題された場合、他の障害者就労支援機関(ハローワーク、障害者就業・生活支援センター、就労移行支援事業所など)の具体的な役割について、それぞれの機関が提供するサービス内容と、それらの連携関係を問う問題が予想されます。
関連知識
地域障害者職業センターの具体的な業務内容(職業評価、職業準備支援、職場適応援助(ジョブコーチ支援)、事業主への支援)、障害者職業能力開発校の役割、ハローワークの役割、障害者就業・生活支援センターの役割、各就労支援事業(就労移行支援、就労継続支援A型・B型)の提供サービス。