反復唾液嚥下テストのカットオフ値は30秒間に何回か。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第56回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
反復唾液嚥下テスト(RSST)は、30秒間に空嚥下を何回できるかを数える検査で、3回未満を異常と判定します。したがってカットオフ値は3回です(公式正答2)。
選択肢ごとの解説
- 1. RSSTでは30秒間の嚥下回数が3回未満を異常と判定します。カットオフ値は3回であり、1回ではありません。正しくは:カットオフ値は3回です。選びやすい理由:嚥下回数が少ないほど異常度が高いのは事実ですが、正確なカットオフ値を覚えていないと誤る可能性があります。混同注意:評価指標としての「異常」と、具体的なカットオフ値を混同しやすいです。
- 2. 正解。RSSTでは30秒間の嚥下回数が3回未満の場合を異常と判定します。カットオフ値は3回です。
- 3. RSSTのカットオフ値は3回であり、5回ではありません。選びやすい理由:数字をうろ覚えの場合に、近い数値を選んでしまう可能性があります。混同注意:他の嚥下関連検査の基準値と混同したり、正常と異常の境界線を誤解したりする可能性があります。
- 4. RSSTのカットオフ値は3回であり、7回ではありません。選びやすい理由:カットオフ値が高い方がより異常を検出できると錯覚する可能性があります。混同注意:誤嚥性肺炎のリスクと嚥下機能の定量的評価を混同することがあります。
- 5. RSSTのカットオフ値は3回であり、9回ではありません。選びやすい理由:より多く嚥下できる方が正常であるという一般的な感覚から、高い数値を選びたくなるかもしれませんが、これは異常のカットオフ値です。混同注意:カットオフ値の「異常」を示す方向性を誤解する可能性があります。
国試ポイント
嚥下機能評価における基本的なスクリーニングテストの名称、評価方法、およびカットオフ値を正確に覚えているかが問われます。特にカットオフ値のような具体的な数値は頻出です。
混同注意
改訂水飲みテストやフードテストなど、ほかの嚥下スクリーニング検査の判定基準と混同しやすいです。RSSTは30秒間に3回未満で異常と判定します。
次に同じ論点が出たら
今後、同じ論点が出た場合、RSSTの実施方法の詳細(姿勢、声かけなど)や、他の嚥下スクリーニングテスト(改訂水飲みテスト、MWSTなど)のカットオフ値についても問われる可能性があります。また、これらの検査結果から考えられる嚥下機能の具体的な問題点や、次の評価・介入方針についても問われることが予想されます。
関連知識
嚥下障害のスクリーニング、V-VST (ビデオ嚥下造影検査) やVE (嚥下内視鏡検査) の適応、嚥下リハビリテーションの基本的な介入方法、誤嚥性肺炎の予防策。