記述統計に用いる手法はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
記述統計は、収集したデータを要約し、その特徴を明確にするための手法です。度数分布表は、データの各カテゴリや区間にどれくらいのデータが含まれているかを示すことで、データの分布状況を整理し、視覚化する記述統計の代表的な手法です。他の選択肢はすべて、データから母集団に関する結論を導き出す推測統計に分類される検定手法や分析概念です。
選択肢ごとの解説
- 1. カイ二乗検定は、2つのカテゴリカル変数間に統計的に有意な関連があるかを検定する推測統計の手法です。正しくは:推測統計の手法であり、記述統計ではありません。選びやすい理由:統計分析に関する用語なので、選択肢として紛らわしい可能性があります。混同注意:記述統計と推測統計の区別
- 2. 正解。度数分布表は、収集したデータの各値または各区間に属するデータの数を整理し、データの散らばりや偏りを視覚的・数値的に示す記述統計の基本的な手法です。
- 3. 分散分析は、3つ以上の群の平均値に統計的に有意な差があるかを検定する推測統計の手法です。正しくは:推測統計の手法であり、記述統計ではありません。選びやすい理由:統計分析に関する用語なので、選択肢として紛らわしい可能性があります。混同注意:記述統計と推測統計の区別
- 4. 多変量解析は、複数の変数を同時に分析し、それらの関係性やパターンを明らかにする手法ですが、これは記述統計と推測統計の両方を含む概念であり、特定の記述統計の手法を指すものではありません。設問が求める『手法』としては漠然としています。正しくは:推測統計の手法も多く含みます。選びやすい理由:複雑なデータ分析を指すため、より高度な統計手法と誤解されやすいです。混同注意:記述統計の具体的な手法と、より広範な統計分析のカテゴリー
- 5. マン・ホイットニーのU検定は、2つの独立した群の順位に基づいて差があるかを検定する非パラメトリックな推測統計の手法です。正しくは:推測統計の手法であり、記述統計ではありません。選びやすい理由:統計分析に関する用語なので、選択肢として紛らわしい可能性があります。混同注意:記述統計と推測統計の区別
国試ポイント
記述統計と推測統計の基本的な区別、およびそれぞれの代表的な手法を理解しているかどうかが問われる問題です。特に、基本的な統計用語とその分類を正確に覚える必要があります。
混同注意
記述統計(データ要約)と推測統計(仮説検定や推定)の混同。特に、検定と名のつくものは基本的に推測統計であるという理解が重要です。
次に同じ論点が出たら
同じ論点が出た場合、記述統計の代表的な指標(平均、分散など)やグラフの種類を問う問題、あるいは推測統計の具体的な検定手法とその適用条件(例:パラメトリック/ノンパラメトリック、群の数、変数の種類)を問う問題が出題される可能性があります。
関連知識
記述統計の他の手法としては、平均値、中央値、最頻値(代表値)、分散、標準偏差、範囲(散布度)、グラフ(ヒストグラム、円グラフ、棒グラフなど)があります。推測統計の例としては、t検定、F検定、相関係数と検定、回帰分析などがあります。