ICFの構成要素である「活動と参加」の第2レベルに分類されるのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2・4番
解説
ICFの「活動と参加」は、個人が特定の環境で行うタスクや行為(活動)と、生活・社会場面への関わり(参加)を指します。「日課の遂行」は生活上の行動、「姿勢の保持」は基本的な動作として「活動」に分類されます。一方で、「記憶機能」と「活力と欲動の機能」は「心身機能」に、「社会的態度」は「個人因子」に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 「記憶機能」はICFの「心身機能」に含まれる項目です。正しくは:「活動と参加」ではなく「心身機能」に分類されます。選びやすい理由:日常生活において記憶が重要であるため、活動と参加に関連するように見えるかもしれませんが、ICFでは具体的な機能自体を指します。混同注意:「心身機能」と「活動と参加」の分類基準を混同しやすいです。
- 2. 正解。「日課の遂行」は、個人の生活における具体的な行動や役割(例: 仕事、家事、学業など)を指し、「活動と参加」の領域に適切に分類されます。これは、特定の環境下で個人が行うタスクや行為を示しています。混同注意:「活動と参加」と「環境因子」や「個人因子」との区別。
- 3. 「社会的態度」は、ICFの「個人因子」に該当する概念であり、「活動と参加」の構成要素ではありません。個人の持つ特性や価値観、習慣などを指します。正しくは:「活動と参加」ではなく「個人因子」に分類されます。選びやすい理由:社会的な場面での行動に関わるため、参加と関連するように思えるかもしれませんが、ICFでは個人の内的な特性として扱われます。混同注意:「個人因子」と「活動と参加」の分類を混同しやすいです。
- 4. 正解。「姿勢の保持」は、体が特定の姿勢を維持する能力であり、ICFでは「活動」の構成要素として分類されます。これは、特定の状況下で個人が行う基本的な動作を意味します。混同注意:「活動」と「心身機能」との区別。
- 5. 「活力と欲動の機能」は、ICFの「心身機能」に分類される項目であり、「活動と参加」には含まれません。これは、精神機能の一部として、モチベーションや意欲などの内的な機能を示します。正しくは:「活動と参加」ではなく「心身機能」に分類されます。選びやすい理由:欲動が活動の原動力となるため、間接的に関連するように感じるかもしれませんが、ICFでは直接的な機能そのものを指します。混同注意:「心身機能」と「活動と参加」の分類基準を混同しやすいです。
国試ポイント
ICFの主要な構成要素(心身機能、活動と参加、環境因子、個人因子)とその具体例を正確に理解しているかを問う問題です。特に、「活動と参加」の定義と、他の構成要素との明確な区別が重要になります。
混同注意
「心身機能」と「活動」、「活動」と「参加」、「個人因子」と「活動と参加」の区別。ICFにおける各分類の境界線が曖昧になりやすいです。
次に同じ論点が出たら
次にICFの問題が出た場合は、まず設問がどの構成要素(心身機能、活動と参加、環境因子、個人因子)について問うているかを確認し、次に選択肢がその定義と合致するかどうかを、各レベル(機能レベル、個人レベル、社会レベル)で判断します。
関連知識
ICFの「生活機能」の概念、各構成要素の定義と具体例、ICFとWHO-DAS 2.0の関係、ICFにおけるポジティブ/ネガティブな側面(機能障害、活動制限、参加制約)。