日本で最初の理学療法士養成教育機関が開設された時期はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第60回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
日本で最初の理学療法士養成教育機関は、1963年に設立された国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院(現在の国立障害者リハビリテーションセンター学院)です。この時期は1960年代に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 日本の理学療法士養成教育機関は1960年代に開設されました。1950年代は、まだ理学療法士という職種が日本で確立されていませんでした。正しくは:1960年代が正しい開設時期です。選びやすい理由:リハビリテーション医学の導入期と混同しやすいかもしれませんが、理学療法士の養成機関設立はもう少し後です。混同注意:戦後のリハビリテーション分野の黎明期や、作業療法が先行して導入された時期と混同する可能性があります。
- 2. 正解。日本初の理学療法士養成教育機関である国立療養所東京病院附属リハビリテーション学院(現在の国立障害者リハビリテーションセンター学院)は、1963年に設立されました。これは1960年代に該当します。
- 3. 1970年代には既に複数の養成機関が存在し、理学療法士の数も増え始めていました。最初の機関設立はそれよりも前です。正しくは:最初の養成機関は1960年代に設立されました。選びやすい理由:理学療法士の社会認知度が高まり、養成機関が増加した時期と誤解しやすいかもしれません。混同注意:理学療法士法が施行され、制度が確立された1960年代と、その後の普及・発展期である1970年代を混同する可能性があります。
- 4. 1980年代は、理学療法士の養成がさらに全国的に広がり、大学教育機関の設立も始まった時期です。最初の機関開設ではありません。正しくは:最初の養成機関は1960年代に設立されました。選びやすい理由:理学療法士の専門性が高まり、研究活動が活発化した時期と勘違いする可能性があります。混同注意:大学での養成が始まった時期や、専門分野の分化が進んだ時期と混同する可能性があります。
- 5. 1990年代には、少子高齢化社会の進展とともに理学療法士の需要が大幅に増加し、養成機関が爆発的に増えましたが、最初の機関開設時期とは異なります。正しくは:最初の養成機関は1960年代に設立されました。選びやすい理由:介護保険制度の導入など、理学療法士の活動領域が大きく広がった時期であるため、発展の初期段階と誤解しやすいかもしれません。混同注意:養成機関が急増し、資格取得者が大幅に増加した時期と混同する可能性があります。
国試ポイント
理学療法士国家試験において、理学療法士の歴史や制度に関する知識は頻繁に問われます。特に、職種の創設期や重要な法律の制定時期は、基礎的な知識として押さえておく必要があります。本問は、その中でも最も基本的な設立時期を問う問題です。
混同注意
理学療法士法が制定された時期(1965年)と、養成機関が開設された時期(1963年)は近接しているため、混同しやすいです。また、戦後のリハビリテーション医学全体の導入期や、作業療法士の養成開始時期とも混同する可能性があります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の論点が問われた場合、単に養成機関の開設時期だけでなく、理学療法士法や作業療法士法などの関連法規の制定時期、またはそれぞれの養成機関の発展段階(専門学校の増加、大学院の設置など)が問われる可能性があります。具体的な年号だけでなく、その時期に何が起こったのかという背景と合わせて理解することが重要です。
関連知識
理学療法士法(1965年制定)、作業療法士及び義肢装具士法、国立障害者リハビリテーションセンター学院の前身、理学療法士の歴史的変遷(導入期、発展期、普及期)、リハビリテーション医学の歴史、世界のリハビリテーションの動向(第二次世界大戦後の発展など)。