歩行率〈ケイデンス〉の単位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第61回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
歩行率(ケイデンス)は、単位時間あたりに踏み出される歩数のことであり、通常「歩/分」で表されます。これは、1分間に何歩進むかを示す時間的指標です。
選択肢ごとの解説
- 1. 歩行率の単位は時間あたりの歩数であり、割合を示すパーセントではありません。パーセントは通常、特定の基準に対する比率を示す際に使用されます(例:歩行速度の増減率)。正しくは:これは歩行率の単位ではありません。歩行率は「歩/分」で表されます。選びやすい理由:臨床で歩行の改善度合いなどを比較する際にパーセントを用いることはありますが、ケイデンスそのものの単位ではないため混同しやすいです。混同注意:変化率や達成度などの指標の単位と混同しやすいです。
- 2. この単位は1歩にかかる時間、すなわちステップ時間を意味します。これは歩行率(ケイデンス)の定義である「単位時間あたりの歩数」とは異なります。歩行率の逆数と近い概念ですが、直接的な単位ではありません。正しくは:歩行率の単位は「歩/分」です。これは1歩にかかる時間を示す単位です。選びやすい理由:歩行に関する時間的要素を示す単位であるため、一見関係があるように見えます。時間と歩数の関係は正しいですが、分子と分母が逆です。混同注意:歩行周期やステップ時間(1歩にかかる時間)の単位と混同しやすいです。
- 3. 正解。歩行率(ケイデンス)は、単位時間(通常は1分間)あたりに踏み出される歩数として定義されます。したがって、「歩/分」がその適切な単位です。これは、1分間に何歩進んだかを示す指標です。
- 4. これは歩行速度の単位であり、歩行率(ケイデンス)の単位ではありません。歩行速度は、単位時間あたりに進んだ距離を示します。正しくは:歩行率の単位は「歩/分」です。これは歩行速度を示す単位です。選びやすい理由:歩行速度と歩行率がどちらも歩行の基本的な時間的指標であるため、混同しやすいです。混同注意:歩行速度(m/min、km/hなど)と混同しやすいです。
- 5. これは歩長(またはステップ長)の単位であり、1歩あたりに進む距離を示します。歩行率(ケイデンス)は時間あたりの歩数を示す単位であるため、異なります。正しくは:歩行率の単位は「歩/分」です。これは歩長やステップ長を示す単位です。選びやすい理由:歩行の空間的要素と時間的要素に関連する単位が選択肢に並べられると、迷いやすいことがあります。混同注意:歩長(step length)や歩幅(stride length)などの空間的パラメータと混同しやすいです。
国試ポイント
歩行分析における基本的な時間的・空間的パラメータの定義と単位を正確に理解しているかを問う問題です。特に、ケイデンス、歩行速度、歩長といった主要な指標とその単位の区別が重要になります。
混同注意
歩行率(ケイデンス)と歩行速度、歩長(ステップ長)、歩隔(ステップ幅)などの他の歩行パラメータの定義や単位の混同。特に、時間的な要素(歩行率、歩行速度)と空間的な要素(歩長、歩隔)の単位の区別は間違いやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
まず、問われている歩行パラメータが「時間的な要素」か「空間的な要素」かを区別します。次に、そのパラメータが具体的に「何」を「何あたり」で示すのか、その定義を正確に思い出します。単位は定義と密接に関連しているため、定義を理解していれば自然と導き出せます。
関連知識
歩行の基本要素(立脚相、遊脚相)、歩行周期、歩行率、歩行速度、歩長、歩幅、歩隔、重複歩、両脚支持期。これらの定義、正常値、測定方法、臨床的意義を理解しておく必要があります。