WeeFIMで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第60回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
WeeFIM(小児用機能的自立度評価法)の「社会的交流」の項目には、友人関係、遊びへの参加、家族との交流などが含まれます。したがって、選択肢5の「社会的交流として、遊びへの参加を評価する」は正しい記述です。
選択肢ごとの解説
- 1. WeeFIMは「できる活動(実際にしている活動)」を評価するものではなく、「している活動(実際にできるかどうかではなく、していること)」を評価します。潜在的な能力ではなく、日常での実態を評価するものです。正しくは:WeeFIMは「している活動」を評価する。選びやすい理由:一般的なリハビリテーション評価では「できる活動(能力)」と「している活動(実生活)」の両方を評価することが多いため、混同しやすいです。混同注意:FIM/WeeFIMの評価対象(しているADL vs できるADL)
- 2. WeeFIMの検査項目は18項目です(FIMと同様)。15項目ではありません。正しくは:検査項目は18項目である。選びやすい理由:FIM/WeeFIMの項目数は重要な情報であり、数字の記憶は曖昧になりやすいため、誤った数字を選びやすいです。混同注意:FIM/WeeFIMの項目数
- 3. WeeFIMの適応年齢は、生後6か月から7歳まで、または発達年齢が7歳以下の子どもです。8歳以上はFIMの適応年齢と重なる部分もありますが、WeeFIMの主な対象ではありません。正しくは:適応年齢は生後6か月から7歳まで、または発達年齢が7歳以下である。選びやすい理由:小児期全般の評価法であるという認識から、漠然と年齢範囲を広く捉えてしまうことがあります。混同注意:FIMの適応年齢
- 4. WeeFIMの評価は、FIMと同様に全介助から完全自立まで7段階で評価します。6段階ではありません。正しくは:介助の程度に応じて7段階で評価する。選びやすい理由:段階評価であることは認識していても、正確な段階数を覚えていない場合に選びやすいです。また、FIMとWeeFIMの段階評価が同じであるという点が盲点になりやすいです。混同注意:他の評価スケールの段階数(例:GCSなど)
- 5. 正解。WeeFIMの「社会的認知」の領域に含まれる「社会的交流」の項目には、友人関係、遊びへの参加、家族との交流などが評価内容として含まれています。したがって、この記述は正しいです。
国試ポイント
WeeFIMの評価項目、評価の対象、評価方法、適応年齢など、基本的な知識が問われます。特に、FIMとの違いや小児特有の評価項目を理解しておくことが重要です。
混同注意
FIM(機能的自立度評価法)との混同。WeeFIMは小児に特化しているため、評価項目や適応年齢、採点基準にFIMとは異なる点があります。
次に同じ論点が出たら
次回同様の論点が出題された場合は、WeeFIMの具体的な評価項目(特に「社会的認知」の領域)、各項目の具体的な評価内容、およびFIMとの違いについて確認します。
関連知識
FIMは成人向けであり、WeeFIMは生後6か月から7歳まで、または発達年齢が7歳以下の子どもを対象とした機能的自立度評価法です。評価項目は「セルフケア」「括約筋コントロール」「移乗」「移動」「コミュニケーション」「社会的認知」の6領域18項目で構成されています。採点は全介助から完全自立まで7段階です。ただし、日本の標準的な臨床でのFIMは18項目7段階であり、WeeFIMは18項目7段階が一般的ですが、選択肢の「介助の程度に応じて6段階で評価する」という記述と齟齬がないよう注意が必要です。