膵臓で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
膵管は、膵臓で生成された膵液を十二指腸へと運ぶ管です。主膵管は総胆管と合流し、大十二指腸乳頭(ファーター乳頭)として十二指腸下行部に開口します。この開口部から膵液が十二指腸内に分泌され、消化酵素として食物の消化を助けます。
選択肢ごとの解説
- 1. 膵頭は十二指腸に囲まれており、脾臓とは隣接していません。正しくは:膵臓の頭部は十二指腸に囲まれている。選びやすい理由:臓器の位置関係に関する知識が曖昧だと選びやすいかもしれません。混同注意:他の腹腔内臓器との位置関係と混同しやすい。
- 2. 膵尾は脾臓の門部付近に位置しており、十二指腸とは直接隣接していません。正しくは:膵臓の尾部は脾臓の門部付近に位置している。選びやすい理由:膵頭が十二指腸と関連が深いため、膵尾もそうだと誤解することがあるかもしれません。混同注意:膵臓の各部位と隣接する臓器の関係が混同しやすい。
- 3. 正解。膵管(主膵管)は総胆管と合流し、ファーター乳頭として十二指腸下行部に開口します。これにより膵液が消化管に分泌されます。選びやすい理由:消化器系の基本的な解剖生理学の知識として重要であり、正答であることが理解しやすいです。混同注意:特に混同しやすい点はありませんが、開口部の詳細(ファーター乳頭など)まで問われることもあります。
- 4. 膵体は腹膜後器官であり、横行結腸の前面ではなく、後面を通るか、あるいは横行結腸間膜の後ろに位置します。横行結腸の背側にあります。正しくは:膵臓の体部は横行結腸の後方を横切っている(または横行結腸間膜の後ろに位置する)。選びやすい理由:腹腔内の複雑な臓器配置を正確に把握していないと、誤って前面と判断する可能性があります。混同注意:他の腹腔内臓器と腹膜との関係、および腹膜内・後器官の区別と混同しやすい。
- 5. ランゲルハンス島(膵島)は膵臓全体に分布していますが、特に膵尾部に多く存在するとされています。正しくは:ランゲルハンス島は膵尾部に多く存在する。選びやすい理由:膵臓全体に分布しているため、どこかに多いという知識が曖昧だと誤解しやすいかもしれません。または、膵頭部の方が膵臓の「主要部分」だと錯覚してしまう可能性もあります。混同注意:ランゲルハンス島の分布と、その機能(内分泌機能)に関する知識と混同しやすい。
国試ポイント
この問題は、膵臓の基本的な解剖学的位置関係、および機能に関わる構造(膵管の開口部、ランゲルハンス島の分布)について問うものです。特に、各部位がどの臓器と隣接しているか、そして膵液がどこへ排出されるかという基本的な知識が重要となります。
混同注意
膵臓の各部分と隣接する臓器、腹膜との関係、および外分泌機能と内分泌機能の構造的側面が混同されやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、膵臓の他の部位(膵鉤部など)の解剖学的特徴や、副膵管の存在とその開口部、または膵臓の血管・神経支配についても知識が問われる可能性があります。
関連知識
膵臓の発生学、膵液の成分と機能、内分泌機能(インスリン、グルカゴンなど)と関連疾患(糖尿病、膵炎など)、画像診断(CT、MRI、USなど)での解剖学的理解。