一側のみにある動脈はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第57回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
腕頭動脈は、大動脈弓から直接分岐する唯一の動脈であり、右鎖骨下動脈と右総頸動脈に分かれます。左側では鎖骨下動脈と総頸動脈が大動脈弓から直接分岐するため、腕頭動脈は通常、右側にのみ存在します。
選択肢ごとの解説
- 1. 腋窩動脈は、左右両側に存在する動脈です。鎖骨下動脈の続きとして、上肢に向かって血液を供給します。正しくは:腋窩動脈は左右両方にあります。選びやすい理由:上肢の主要な動脈であるため、その存在を特定することは重要ですが、左右の区別は明確です。混同注意:特定の疾患や外傷が片側性である場合に、その関連動脈も片側のみに存在すると誤解することがあります。
- 2. 鎖骨下動脈は、左右両側に存在する動脈です。右は腕頭動脈から、左は大動脈弓から分岐します。正しくは:鎖骨下動脈は左右両方にあります。選びやすい理由:左右で起始が異なるため、片方のみに存在すると誤解する可能性があります。しかし、動脈自体は左右対称に存在します。混同注意:起始部の違いと、動脈自体の存在の有無を混同することがあります。
- 3. 総頸動脈は、左右両側に存在する動脈です。頭部や頚部に血液を供給します。右は腕頭動脈から、左は大動脈弓から分岐します。正しくは:総頸動脈は左右両方にあります。選びやすい理由:鎖骨下動脈と同様に、左右で起始が異なるため、片方のみに存在すると誤解する可能性があります。混同注意:起始の違いと、動脈自体の存在の有無を混同しやすいです。
- 4. 内頸動脈は、左右両側に存在する動脈です。総頸動脈の分岐として、主に脳に血液を供給します。正しくは:内頸動脈は左右両方にあります。選びやすい理由:総頸動脈からの分岐であり、特定の部位に特化した供給を行うため、片側のみと誤解することがあります。混同注意:脳への血液供給路が左右で異なるように感じるかもしれませんが、主要な動脈は左右対称に存在します。
- 5. 正解。腕頭動脈は、大動脈弓から分岐する最初の動脈で、右側の鎖骨下動脈と右総頸動脈に分岐します。この動脈は通常、右側にのみ存在し、左側には直接存在しません。混同注意:大動脈弓から直接分岐する血管の数を数える際に、左右の違いを意識していないと、誤って左右両方にあると判断してしまうことがあります。
国試ポイント
人体の主要な動脈の解剖学的配置、特に大動脈弓からの分岐と左右差に関する知識を問う問題です。特定の動脈が片側性であるか両側性であるかを正確に理解しているかが試されます。
混同注意
大動脈弓から分岐する各動脈の起始部と、その動脈自体が左右どちらに存在するかを混同しやすいです。例えば、総頸動脈や鎖骨下動脈は左右両方に存在しますが、その起始は大動脈弓からの直接分岐か、腕頭動脈からの分岐かで左右差があります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、主要な血管の「起始部」と「左右の存在」の両方を意識して選択肢を検討する必要があります。また、まれなバリエーション(例:左腕頭動脈の存在)があることも考慮しつつ、一般的な解剖学知識に基づいて判断します。
関連知識
大動脈弓、鎖骨下動脈、総頸動脈、内頸動脈、外頸動脈、椎骨動脈の解剖学的構造と分岐関係。特に大動脈弓から直接分岐する血管の順番(腕頭動脈→左総頸動脈→左鎖骨下動脈)を理解しておくことが重要です。