20歳の男性。運動時に膝関節痛を訴える。実施した検査を図に示す。 この検査で陽性となった。疑うべき病態はどれか。

選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第54回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢・図は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整え、図は冊子から切り出しています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
図の検査はMcMurrayテストで、膝を最大屈曲位から下腿を内旋または外旋させながら伸展し、疼痛やクリックの有無を調べます。陽性の場合は半月板損傷を疑います(公式正答5)。
選択肢ごとの解説
- 1. 外側側副靱帯損傷は、内反ストレステストで評価します。
- 2. 後十字靱帯損傷は、後方引き出しテストや脛骨の後方落ち込み(sagging)などで評価します。
- 3. 前十字靱帯損傷は、前方引き出しテストやLachmanテストで評価します。
- 4. 内側側副靱帯損傷は、外反ストレステストで評価します。
- 5. 正解。McMurrayテストが陽性(疼痛やクリックが誘発される)の場合は、半月板損傷を疑います。
国試ポイント
膝関節の理学検査と、それぞれの検査で評価する組織(靱帯・半月板)の対応を理解しているかが問われます。
混同注意
靱帯損傷の検査(外反・内反ストレステスト、前方・後方引き出しテスト、Lachmanテスト)と、半月板損傷の検査(McMurrayテスト、Apleyテスト)を区別します。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、他の膝関節の理学所見(例:Lachmanテスト、前方・後方引き出しテスト、内外反ストレス検査、Patella apprehension testなど)と、それぞれが疑うべき病態を関連付けて理解しているかを確認します。また、それぞれのテストの具体的な手技と陽性所見も問われる可能性があります。
関連知識
McMurrayテスト(マクマレーテスト)、Apleyテスト(アップリーテスト)、関節半月板の機能(衝撃吸収、関節適合性の維持、潤滑作用)。