Heberden結節の好発部位はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第53回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ヘバーデン結節は、手指の遠位指節間関節(DIP関節)に発生する変形性関節症です。この部位に骨棘が形成され、疼痛や変形を伴います。他の選択肢は、ヘバーデン結節が好発する部位とは異なります。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ヘバーデン結節は変形性関節症の一種で、手指の遠位指節間関節(DIP関節)に好発する骨棘形成と変形を特徴とします。特に利き手の中指や薬指に多く見られます。
- 2. 遠位橈尺関節は手首の回旋運動に関与する関節であり、ヘバーデン結節の好発部位ではありません。この関節の病変としては、変形性関節症よりは三角線維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)などが考えられます。正しくは:ヘバーデン結節は遠位指節間関節に好発する。選びやすい理由:「遠位」という言葉が指の先端を連想させやすいかもしれませんが、部位が異なります。混同注意:DIP関節と手首周辺の関節を混同しやすいかもしれません。
- 3. 近位指節間関節(PIP関節)に好発するのはブシャール結節です。ヘバーデン結節とは異なる病態(症状や原因は類似していますが)が、異なる部位に発生します。正しくは:ヘバーデン結節は遠位指節間関節に好発する。近位指節間関節にはブシャール結節が好発する。選びやすい理由:ヘバーデン結節と同じく指の関節に発生する結節性病変であるため、混同しやすいです。混同注意:ヘバーデン結節(DIP関節)とブシャール結節(PIP関節)を混同しやすいです。
- 4. 近位橈尺関節は肘関節の一部であり、これもヘバーデン結節の好発部位ではありません。この関節の病変としては、肘内障などが考えられます。正しくは:ヘバーデン結節は遠位指節間関節に好発する。選びやすい理由:「近位」という言葉で指の付け根方向を連想するかもしれませんが、指の関節ではありません。混同注意:DIP関節と肘周辺の関節を混同しやすいかもしれません。
- 5. 中手指節関節(MP関節)は手のひらと指をつなぐ関節であり、ヘバーデン結節の好発部位ではありません。この関節の変形性関節症は比較的稀で、関節リウマチなどの炎症性疾患の影響を受けやすい部位です。正しくは:ヘバーデン結節は遠位指節間関節に好発する。選びやすい理由:手の関節であるため、選択肢として考えやすいかもしれませんが、特定の部位を指します。混同注意:DIP関節とMP関節を混同しやすいです。
国試ポイント
臨床で頻繁に見られる疾患の好発部位を正確に理解しているかを問う問題です。特に、身体各部位の解剖学的名称と、それに付随する代表的な病態との関連付けが重要となります。類似する疾患との鑑別も問われることがあります。
混同注意
ヘバーデン結節(遠位指節間関節)とブシャール結節(近位指節間関節)の混同。また、手指の関節の解剖学的名称(遠位指節間関節、近位指節間関節、中手指節関節)と、手関節や前腕の関節(遠位橈尺関節、近位橈尺関節)との混同。
次に同じ論点が出たら
この論点が再度出題される場合、ヘバーデン結節の症状、原因、治療法、あるいは他の手指の関節疾患(ブシャール結節、関節リウマチなど)との鑑別点やそれぞれの好発部位・症状の比較が問われる可能性があります。
関連知識
変形性関節症、手指の関節の解剖学(DIP関節、PIP関節、MP関節)、ブシャール結節、関節リウマチとの鑑別。