足の外側縦アーチを形成するのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第53回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・4番
解説
足部の外側縦アーチは、踵骨、立方骨、および第4・5中足骨によって主に形成されます。このアーチは内側縦アーチと比較して低く、主に体重支持と安定性に関与しています。踵骨はアーチの後方支持点となり、立方骨はアーチの中央部を構成し、強固な構造を提供します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。踵骨は、足部の外側縦アーチの起始部に位置し、重要な構成要素です。
- 2. 距骨は主に足部の内側縦アーチの頂点に位置し、外側縦アーチの主要な構成骨ではありません。正しくは:距骨は、内側縦アーチの主要な構成骨であり、足関節の動きに関与します。選びやすい理由:足の骨であるため、アーチ形成に関与しているように見えるかもしれませんが、その役割は内側縦アーチに大きいです。混同注意:内側縦アーチの構成骨(踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、第1~3中足骨)と混同しやすいです。
- 3. 舟状骨は足部の内側縦アーチの一部を形成しますが、外側縦アーチの構成には関与しません。正しくは:舟状骨は、内側縦アーチの中央部に位置する重要な骨です。選びやすい理由:足の甲の重要な骨であり、アーチに関係すると考えるかもしれませんが、内側縦アーチに属します。混同注意:内側縦アーチの構成骨と混同しやすいです。
- 4. 正解。立方骨は、踵骨と第4・5中足骨の間に位置し、外側縦アーチの中央部を形成する主要な骨です。
- 5. 中間楔状骨は足部の内側縦アーチの一部を形成し、外側縦アーチには属しません。正しくは:中間楔状骨は、内側縦アーチの一部を構成し、第2中足骨と関節を形成します。選びやすい理由:足のアーチ全体を構成する骨の一つとして誤って選んでしまう可能性があります。混同注意:内側縦アーチを形成する内側楔状骨や外側楔状骨と混同しやすいです。また、横アーチの構成骨とも混同しやすいです。
国試ポイント
足部のアーチ構成は、理学療法士国家試験において頻出する基本知識です。特に、内側縦アーチと外側縦アーチ、そして横アーチを構成する主要な骨を正確に区別できるかが問われます。単に骨の名前を覚えるだけでなく、どのアーチのどの部分(後方、中央、前方)を形成するか、その役割まで理解していることが重要です。
混同注意
内側縦アーチの構成骨(踵骨、距骨、舟状骨、内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨、第1~3中足骨)と、外側縦アーチの構成骨(踵骨、立方骨、第4~5中足骨)は混同しやすく、それぞれの骨がどちらのアーチに属するかを正確に覚える必要があります。また、横アーチの構成骨(楔状骨群、立方骨、中足骨頭)も同様に区別が必要です。
次に同じ論点が出たら
今後、足部のアーチに関する問題が出題された場合、構成骨だけでなく、各アーチの機能、高さ、臨床的意義(例:扁平足やハイアーチとの関連)、そしてアーチを支持する靭帯や筋についても問われる可能性があります。また、足部のアライメント評価や装具療法に関する知識も関連してくるでしょう。
関連知識
足部のアーチは、衝撃吸収、体重支持、推進力発生という3つの主要な機能を持っています。内側縦アーチは最も高く、弾力性に富み、衝撃吸収と推進力に寄与します。外側縦アーチは低く、硬く、体重支持と安定性に寄与します。横アーチは足の中央部に存在し、足部の幅方向の安定性に関与します。これらのアーチの破綻は、扁平足やハイアーチといった足部変形につながり、歩行機能に大きな影響を与えます。